【シリーズ:中途採用は“戦略”で決まる】第3回目
外国人労働者に頼らざるを得なくなった本当の理由
―― 人手不足は、突然起きた問題ではない ――
皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタ武村欽也です。
現場に外国人労働者がいる。
今や、建設業では珍しい光景ではありません。
技能実習生、特定技能、外国人作業員。
人手不足の現場を支えてくれている存在です。
一方で、
日本の若者が建設業を敬遠している現実もあります。
この状況を、
・若者の根性がないから
・仕事がきついから
・3Kだから仕方ない
そう片付けてしまっていないでしょうか。
しかし本当にそれだけでしょうか。
外国人労働者が増えたのは「悪」ではない
まず、はっきりさせておきます。
外国人労働者に頼ること自体が、
悪いわけではありません。
現場を支え、
真面目に働いてくれている方も多い。
問題は、
なぜそこまで頼らざるを得なくなったのか
という点です。
日本人若手が減ったのは、突然ではない
日本の若者が
急に建設業を嫌いになったわけではありません。
少しずつ、
静かに離れていきました。
理由を聞くと、
多くの若者がこう答えます。
・将来が見えない
・何年やっても先が分からない
・評価の基準があいまい
・教えてもらえる環境がない
これは、
「仕事がきつい」以前の問題です。
建設業は「人が育ちにくい構造」になっている
本来、建設業は、
・技術が積み上がる
・経験が力になる
・一生食べていける
そんな産業でした。
それが今、
・属人的な判断
・「見て覚えろ」が当たり前
・誰が何を決めているか分からない
こうした状態が
長く続いています。
若者から見れば、
「頑張っても、
どこに向かっているのか分からない」
そう映っても、
不思議ではありません。
外国人労働者は“都合の良い存在”だった
ここで、
少し厳しい話をします。
外国人労働者は、
・文句を言わない
・指示に従ってくれる
・現場に合わせてくれる
そう見られがちです。
これは裏を返せば、
仕事のやり方を変えなくて済む
ということでもありました。
・教育の仕組みを作らなくていい
・キャリアを示さなくていい
・現場の属人性を直さなくていい
この「楽さ」が、
結果として
外国人労働者への依存を強めてきました。
人手不足の正体は「人数」ではない
ここで一度、
冷静に考えてみてください。
本当に足りないのは、
・人数でしょうか。
・それとも、
人が育ち、残る仕組みでしょうか。
多くの建設会社で起きているのは、
人が足りないのではなく、
人が定着しない構造がある
という現実です。
第1回まとめ
・外国人労働者に頼ること自体は悪ではない
・日本人若手が離れた理由は3Kだけではない
・建設業は「人が育ちにくい構造」を放置してきた
・人手不足の正体は、人数ではなく仕組み
この現実を直視しない限り、
いくら採用しても、
同じ問題を繰り返します。
次回予告(第2回)
なぜ建設業では、
人を増やすほど社長が苦しくなるのか
採用しても楽にならない理由を、
感情ではなく構造で掘り下げます。



