【建設業許可専門 × 行政書士 × AI・DXシリーズ】第1回目
「人で回す限界を超えた先に、残る選択肢」
皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタの武村欽也です。
ここまで、
建設業許可を取り巻く現場の話をしてきました。
・問題が起きていない会社ほど危ういこと
・人の記憶と注意力に頼った管理の限界
・「気をつけている」では防げない現実
決して、
誰かを責めたいわけではありません。
ただ一つ、
見て見ぬふりができなくなった事実があります。
これまでの問題は「努力不足」ではなかった
ここまでを振り返ると、
共通しているのはこれです。
・事務は頑張っている
・行政書士も気を配っている
・社長も最終確認している
それでも、
不安が消えない。
つまり、
問題は人ではなく、設計です。
「AIを入れれば解決」ではない
ここで、
誤解してほしくないことがあります。
AIやDXは、
魔法ではありません。
・ツールを入れる
・システムを変える
それだけで、
現場が楽になることはありません。
考え方が変わらなければ、
DXはむしろ負担になります。
それでもAI&DXに向き合わざるを得ない理由
では、
なぜAI&DXなのか。
答えはシンプルです。
人にこれ以上、
無理をさせ続けることができないから。
・覚えることが増え続ける
・管理対象が増え続ける
・責任だけが重くなる
この状態を、
「慣れ」や「根性」で乗り切る時代は
すでに終わっています。
AI&DXの役割は「代わりに考える」ことではない
AI&DXが果たすべき役割は、
人の代わりに判断することではありません。
人が判断するための前提を、
整理しておくこと。
・何が変わったのか
・どこに影響が出るのか
今、確認すべきことは何か
これを
人より先に、静かに整える。
それだけで、
現場の負担は大きく変わります。
ここで一度、このシリーズを閉じます
このシリーズは、
答えを提示するためのものではありませんでした。
「今のやり方を前提にし続けていいのか」
を、問い直すための連載です。
そして今、
もう一つの問いがはっきりしてきました。
締め(次のシリーズへの橋渡し)
建設業許可を
王道業務として選び続けている
行政書士自身は、
この仕事をこの先も
“人で回し続けられるのか”。
次に書くのは、
制度の話でも、建設業者の話でもありません。
建設業許可を武器にしてきた
行政書士自身の現実についてです。
ここで、
いったん区切ります。
最後までお読みいただきありがとうございます。



