【建設業許可専門 × 行政書士 × AI・DXシリーズ】第1回目
皆さん、こんにちは。
行政書士法人QORDiAの武村欽也です。
建設業許可専門の行政書士がAI・DXを導入するうえで、
最も効果が大きく、最も顧客満足度が上がる領域があります。
それが “年次届出(決算後の変更届出書)DX” です。
許可申請よりも、経審よりも、
実は一番DXの恩恵が大きいのがこの年次届出。
第3回では、その理由と実現方法を解説します。
■ 年次届出(決算後の変更届出は
「毎年必ず発生する」「定型性が高い」宝の山
年次届出は行政書士にとって
・収益性が高い
・顧客接点が毎年確実に発生する
・でも作業時間を最も奪っている
という“二面性”を持っています。
内容はほとんど同じなのに、
毎年また同じ作業を繰り返す。
ここにDXの最大の伸びしろがあります。
■ 年次届出(決算後の変更届出書)DXの中核:
「入力なし → 自動解析 → 自動反映 → 自動生成」の一連フロー」
AIを使った年次届出(決算後の変更届出書)のDXは、次の流れになります。
① 顧客資料をアップロードしてもらう
PDF・写真・Excelなど何でもOK
② AIが自動解析
・決算書の数値認識
・科目分類
・欠損の検出
・前年度データとの比較
③ データを自動で届出様式に反映
“手入力がほぼゼロ”になります。
④ 年次届出書を自動生成
行政書士はチェックと仕上げのみ。
■ 年次届出(決算後の変更届出書)DXで顧客の不満がすべて消える
建設会社の社長はこう言います。
・「資料を何回も送るのが面倒」
・「何が必要なのか覚えていない」
・「間違えたらどうしようと不安」
・「提出期限をうっかり忘れる」
これらはすべてDXで解決できます。
● 資料の再提出が消える
AIが「不足資料リスト」を自動生成
● 提出忘れが消える
期限の自動通知
● 入力のストレスが消える
AIが全部入力
● 行政書士への質問が減る
AIが状況を可視化し、資料の必要性を説明できる
■ 行政書士にとっては“安定収益 × 効率化”の理想案件
年次届出(決算後の変更届出書)DXは
・継続収益モデル
・作業時間が減る
・顧客満足度が高い
・関係性が深まる
・経審・許可更新へつながる
という、
行政書士にとって最も効率の良いビジネスモデル になります。
これが
「年次届出(決算後の変更届出書)はDXすべき“最優先領域”」
と言える理由です。
■ 次回予告
第4回は
「申請ミスゼロの仕組みづくり」
AIが人間の“見落とし”をどのように補完するのかを解説します。



