費用対効果が高い人材採用方法について
皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタ採用定着士の武村欽也です。
このシリーズの最終回です。
採用=人集めではないんです。
採用は会社そのものです。未来を作りましょう。
■ 第6回【中途採用は“会社づくり”そのもの】
—— 採用とは、人を選ぶ行為ではなく、
会社を磨き続ける経営行為である——
採用という言葉を聞くと、
「応募者が来るかどうか」
「どんな人を採るか」
「今すぐ人手がほしい」
多くの社長が“採用=人集め”だと考えています。
しかし、飛躍のミカタ流ではこう考えます。
採用とは、経営者の姿勢そのもの。
採用とは、会社の未来そのもの。
採用とは、会社づくりそのもの。
採用力が高い会社は、例外なく“良い会社”です。
これは偶然ではなく、必然です。
■ 採用が強い会社は、なぜ強いのか?
採用に成功する会社には、
1社たりとも“偶然”でうまくいっている会社はありません。
採用が強い会社には、次の3つが揃っています。
①【社長の思想が明確である】
価値観・理念・信念。
揺るぎない軸がある会社には、人が自然と引き寄せられます。
逆に、軸が曖昧な会社には、応募者も定着しません。
社長の生き方が、そのまま採用力に反映される。
②【会社の空気が“温かい”】
面接の5分で会社の文化は伝わる。
挨拶の声、社員同士の距離感、社長の表情。
求職者は無意識に感じ取っています。
人は、冷たい会社では働けません。
温かい会社には必ず仲間が集まります。
③【人を大切にする仕組みがある】
採用後3ヶ月の関わり方、
相談できる場、
小さな成長を認める文化。
人を大切にしている会社には、
不思議なほど良い人が定着します。
■ 採用は“自社の弱点”を教えてくれる鏡
応募が来ない……
面接で手応えがない……
入社してもすぐ辞める……
これは不運でも偶然でもありません。
会社の“現状”が正直に表れているだけです。
採用は、会社の弱点を教えてくれる最高のフィードバック。
逆に言えば、
採用を改善すれば、会社そのものが改善される。
ここが、飛躍のミカタ流が採用を“経営の中心”に置く理由です。
■ 採用が強くなると、会社全体が変わる
採用を本気で変えようとすると、
必ず次の領域が整い始めます。
● 給与の妥当性
● 職場の人間関係
● 教育体制
● 会社の理念
● 社長の言葉
● 評価制度
● 働き方の基準
採用を磨こうとすると、
会社のすべてが磨かれていく。
つまり、
採用とは“会社が良くなるための装置”である。
だから採用に本気の会社は強いのです。
■ 飛躍のミカタ流・採用成功の最終シンプル原則
全6回の集大成として、
採用成功の本質を3行にまとめます。
・【誠実であること】
嘘をつく会社には人は集まらない。
誠実な社長に人がつく。
・【価値観で採用すること】
スキルより人柄。
経験より誠実さ。
能力より伸びしろ。
・【関係性をつくること】
入社後3ヶ月で辞めるか続くかは100%“関わり方”。
この3つを徹底できれば、
中途採用は必ず成功する。
■ 最終結論
採用とは、人を選ぶことではありません。
採用とは、“どんな会社でありたいか”という問いに
社長自身が向き合う行為。
採用を変えれば、
理念が整い、
仕組みが整い、
空気が良くなり、
人が育ち、
会社が変わる。
だから——
中途採用は、会社づくりそのもの。
採用に誠実な会社は、必ず幸せな組織になる。
これが飛躍のミカタ流・採用哲学の最終結論です。
今回で【シリーズ:中途採用は“戦略”で決まる】も
最終回となります。
人任せにしないことです。
ご自分の会社ですので社長が熱量MAXで挑まれていただきたいです。
「人事」と書いて「ひとごと」とどうかそういうように読まないでください。
定着する会社を一生懸命に作り上げてください。



