【シリーズ①:人が辞めない会社のつくり方】第4回目
皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタ採用定着士の武村欽也です。
魔の3ヶ月。
ここ、注意してくださいね。
■ 第5回【採用後3ヶ月が勝負】
—— 人が辞める会社と残る会社の“決定的な違い”は、
最初の90日でつくられる——
「せっかく採用したのに3ヶ月で辞めてしまった…」
「面接の時は良い人だったのに続かない…」
「また新人が続かない…どうして?」
飛躍のミカタ流が断言します。
中途採用の成否は“最初の3ヶ月(90日)”で100%決まる。
スキルではありません。
経験ではありません。
やる気でもありません。
“関わり方の設計”で決まります。
これが、
定着する会社と、辞める会社の決定的な違いです。
■ なぜ“魔の3ヶ月”に人は辞めるのか?
理由は明確で、非常に再現性が高い。
【辞める理由①:不安が消えていない】
人は“不安”“孤独”“放置”に耐えられません。
新しい環境で、
誰にも聞けず、
些細なミスを繰り返し、
心の中で孤立していく。
これが離職の最大要因。
【辞める理由②:仕事の全体像が見えていない】
多くの会社は
業務説明が不足しています。
新入社員は
「何を目指して動けばいいのか?」
が分からず、迷子になる。
迷子のまま働くのは苦痛です。
【辞める理由③:“できている実感”がない】
人は
「成長実感」がなければ続きません。
・褒められない
・認められない
・成長を誰も言語化してくれない
これが3ヶ月以内に辞める理由の核心。
■ 辞める会社の“3ヶ月パターン”
飛躍のミカタ流で何百社も見てきた中で、
辞める会社には共通点があります。
● 1ヶ月目に“放置”
仕事を覚えさせることに必死で、感情ケアがない。
● 2ヶ月目に“評価がない”
成長を言語化しない。
● 3ヶ月目に“人間関係が希薄”
仲間意識が薄いため孤独になる。
→ このパターンだと、辞める確率は70%を超える。
■ 飛躍のミカタ流:3ヶ月定着メソッド
定着率が高い会社は、
3ヶ月の“感情設計”を完璧に作っています。
飛躍のミカタ流では、この3ステップ。
【STEP1:安心(1ヶ月目)】
—— とにかく“孤独をゼロ”にする
新人は能力以前に「孤独との戦い」をしています。
必要なのはスキル教育より
“心理的安全性”の確保。
この期間にやるべきこと
・毎日5分の声かけ
・質問しやすい空気づくり
・ミスを責めない
・今日できたことを一言フィードバック
新人は
「自分を受け入れてもらえた」
と感じた瞬間に定着モードに入る。
【STEP2:実感(2ヶ月目)】
—— 小さな成功体験を「意図的に作る」
成長実感こそ、定着の源。
2ヶ月目は
“できていることを見える化”するステージ。
やるべきこと
・今日できたことを言語化する
・目標を小さく設定する
・半月ごとにミニ評価
・チーム全体で褒める文化を作る
新人は
「自分はこの会社でやれる!」
と思えた瞬間、続く理由が生まれる。
【STEP3:関係性(3ヶ月目)】
—— 仲間との“つながり”が辞める/辞めないを分ける
人が会社を辞める最大の理由は
**“人間関係”**です。
仕事内容がきつくても
関係性が良ければ人は辞めない。
やるべきこと
・ランチ/お茶の時間をつくる
・チーム紹介交流
・先輩との1on1
・3ヶ月目の“感謝サイクル”を回す
人は
「会社の理念」ではなく「仲間」で働く。
■ 3ヶ月定着プログラム(飛躍のミカタ流テンプレ)
実際に会社へ導入している“本番仕様”。
● 1週目
・オリエンテーション
・仕事内容の全体像共有
・社長との対話
・ペア制度開始
● 2〜4週目
・1日1回フィードバック
・小さな成功体験の積み上げ
・不安の吸い上げ
・チーム紹介
● 2ヶ月目
・ミニ評価
・“できたこと”を全員で共有
・習熟度の見える化
・次のステップ設定
● 3ヶ月目
・関係性づくりの強化
・1on1
・チームでの振り返り
・本人の目標設定
このテンプレはそのまま会社で使えます。
■ 結論
採用成功の鍵は、
履歴書でもスキルでもない。
“最初の3ヶ月の関わり方”がすべてを決める。
新人が辞めるか続くかは、
社長の姿勢と、会社の関わり方で100%決まる。
飛躍のミカタ流の3ヶ月メソッドは
会社の文化そのものを変える。
✓1ヶ月目:安心
✓2ヶ月目:実感
✓3ヶ月目:関係性
この3つを設計できれば、
“辞めない会社”がつくられる。



