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武村欽也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

【新シリーズ:財務支援は“社長の余裕”をつくる】第5回目

武村欽也

武村欽也

テーマ:財務支援~経営の悩み

皆さん、こんにちは。
飛躍のみかた税理士事務所の石山明弘です。
社長の主な仕事って?
そうです。決めることです。
これはあくまでも社長の勘ピューターではダメです。

第5回【飛躍のミカタ流・財務DXで社長の判断が3倍早くなる理由】

—— “数字が見える社長”は迷わない。
数字が見えない社長は止まる——

社長の仕事は何か?
飛躍のミカタ流では、たったひとつに集約できます。

「決めること」
決断し、前に進める。
社長の価値は“決めるスピード×正確さ”で決まります。

しかし現実は多くの社長がこう悩んでいます。

「決断が遅れる…」
「動きたいのに動けない…」
「判断が自信を持ってできない…」
「これで本当に正しいのか不安…」

この“迷いの正体”は
能力でも性格でもありません。

原因はただ一つ。
“数字が見えていないから”。


数字が見えれば、
社長の判断は3倍早くなります。
迷う理由が消えるからです。

■ なぜ“数字が見えるだけ”で判断が早くなるのか?

飛躍のミカタ流では、次の3つの理由で説明できます。

①【現状が“感覚”ではなく“事実”で分かるから】
数字が見えていない社長は、
「なんとなく不安」
「なんとなく苦しい」
という“感覚経営”になります。

感覚は曖昧で不安定です。

しかし数字が見えると、
すべてが “事実” になる。
・どの仕事が儲かっているのか
・どの仕事が赤字なのか
・固定費をどれだけ下げればいいのか
・今月どれくらい現金が増えるのか
・来月どこが危ないのか

事実が分かると迷わない。
迷わないから判断が早くなる。
②【やるべきことの優先順位が“一瞬”で決まるから】
会社が苦しくなるのは、
間違った場所に力を使っているからです。

数字が見えると
“どこを触れば成果が出るか”が分かります。

例:
● 粗利が低ければ → 値決め改善
● 固定費が重ければ → カット
● 在庫が増えていれば → 資金改善
● 売掛金が遅れていれば → 回収対策

つまり数字は
**“改善ポイントを指し示す地図”**です。

地図があれば迷いません。
地図がないから迷うのです。
③【“間違えない判断”しかできなくなるから】
飛躍のミカタ流で財務DXを導入すると、
判断ミスが激減します。

理由は簡単で、
数字が間違った判断を“自動的に拒否してくれる”から。
・やるべき仕事
・やる必要のない仕事
・利益が出る判断
・損をする判断

これが数字で明確になる。

数字を見て判断すれば、
誤った決断はほぼ起きません。

■ 財務DXとは「財務の自動化」ではない

多くの社長が勘違いしているのがここ。

財務DX=数字の自動化
と思っている。

これは半分しか正しくない。

飛躍のミカタ流ではこう定義します。
財務DXとは“社長が正しく決断するための視界をつくる技術”。

つまり、
決算書の自動化ではなく
**“迷いを消す仕組み”**です。

■ 飛躍のミカタ流・財務DXの“3つの柱”

この3つを整えると、
社長の判断スピードは一気に加速します。

①【毎月の数字を“見える化”すること】
見える化は財務DXの第一歩。
最低限必要なのは以下の5つ。

● 粗利
● 固定費
● 現金
● 在庫
● 売掛金

この5つが毎月見えていれば
会社はつぶれません。
②【数字が“意味を持つ形”で整理されていること】
ただ数字が並んでいるだけでは意味がありません。
飛躍のミカタ流では
“社長が一瞬で判断できる形”に整理します。

例えば:
・月次グラフ
・比較表
・累計表
・前年対比
・異常値アラート
これがあるだけで
判断スピードが激変する。
③【数字と“行動”が必ず紐づいていること】
数字は眺めるものではありません。

数字は行動を決めるための材料です。

● 粗利が低い → 値決めを変える
● 固定費が重い → 削減
● 売掛金が遅い → 回収
● 在庫が増えた →仕入れ基準
● 現金が減った →資金対策

このように
“数字 → 行動 → 改善”
の流れを作るのが財務DXの本質。

■ 財務DXが社長を“迷わない人”に変える

数字が見えると
不安が減り、
迷いが消え、
判断が速くなる。

判断が速くなると
経営が加速する。

経営が加速すると
利益が増え、
現場に余裕が生まれ、
社員が幸せになる。

結果——

数字が見えると会社が良くなる。
社長が変わると会社が変わる。

これが飛躍のミカタ流財務DXの本質です。

■ 結論:数字が社長の“判断力”をつくる

財務DXは難しいものではありません。

必要なのは
・複雑な会計知識でもなく
・専門職レベルの分析でもなく
・分厚い資料でもない

必要なのはただ
“見える化と意思決定の仕組み”。

数字は社長を迷わせない。
数字は会社を守る。

そして飛躍のミカタ流財務DXは
社長の判断力を“3倍”にする。

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武村欽也
専門家

武村欽也(行政書士、採用定着士)

株式会社飛躍のミカタ

中途採用支援と財務・経理業務のDX化で企業の成長を支えます。求人検索エンジンと連動した原稿作成代行により、経営者の思いを伝え、応募数増から人材定着までフォロー。行政書士として建設業許可申請の実績も豊富

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