採用が変われば、会社の未来が変わる。
皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタ採用定着士の武村欽也です。
面接って実は求職者からその会社のことを見られているんですよ。
■ 第4回【面接はスキルを見る場所ではない】
—— 社長よ、履歴書では人は見抜けない。“価値観”こそ採用の核心だ——
採用に失敗する会社のほぼ100%が
“スキル採用”に頼っています。
「経験者だから大丈夫だろう」
「資格を持っているから安心だろう」
「前職で長く働いていたから問題ないだろう」
しかし現実は逆です。
スキル採用は9割失敗し、
価値観採用は9割成功する。
飛躍のミカタ流では、
これを“採用の黄金則”としています。
■ なぜ“スキル採用”は失敗するのか?
理由は単純で、
スキルは伸びるが、価値観は変わらないから。
心理学でも証明されていますが、
人の行動の9割は「価値観・信念」で決まる。
だから、
価値観が会社とズレる人材を採用すると、
どれほど能力が高くても
必ずトラブルが起きます。
■ 求職者は“会社から選ばれる”のではなく、“会社を選んでいる”
面接とは、
企業が候補者を選ぶ場ではありません。
本質は逆です。
求職者は
「この社長に、人生を預けても大丈夫か?」
を見ています。
つまり、
面接は“相互選択”。
一方的にジャッジする場ではない。
では、応募者は何を見ているのか?
■ 求職者が面接で見ている5つのポイント
飛躍のミカタ流の現場経験から、間違いなくこれです。
① 社長が笑顔かどうか
表情が固い会社に応募者は来ません。
② 話を遮らず、聴いてくれるか
傾聴できる社長の会社は定着率が高い。
③ 言葉が丁寧か
乱暴な言い方をする社長の元では働かない。
④ 会社の雰囲気が明るいか
第一印象の“空気”は決定的。
⑤ 採用を急いでいないか
「とにかく今すぐ来てほしい」
この空気は求職者を不安にさせます。
■ 実は、面接では“質問の質”で会社のレベルが決まる
面接でよくあるNG質問はこれです。
・「前職はなぜ辞めましたか?」
・「当社にどんな貢献ができますか?」
・「スキルはどれくらいありますか?」
これらは
“候補者を試す”質問です。
求職者は簡単に見抜きます。
■飛躍のミカタ流:【価値観が一致する人を見抜く質問7選】
面接の質を劇的に高めるために作った、
“飛躍のミカタ流オリジナル質問”です。
① 今までの仕事で、誰に一番感謝していますか?
→ 人柄・誠実さが表れる。
② 人からどんな場面で褒められますか?
→ 強みと自己認識が見える。
③ 嫌いな仕事はどんな仕事ですか?
→ 合わない業務が分かる。
④ 年齢が離れた人とどう関わるタイプですか?
→ 会社の多様性に適応できるか。
⑤ 最近成長できたと感じた瞬間は?
→ 成長意欲が分かる。
⑥ 仕事で“譲れないこと”は何ですか?
→ 価値観が分かる。
⑦ 将来どんな働き方をしたいですか?
→ キャリア視点、未来志向が分かる。
これらの質問は、
スキルではなく“価値観・誠実さ・伸びしろ”を見るためのもの。
■ 面接で見るべきは、この3つだけ
他は見なくていい。
この3つを押さえれば採用はほぼ成功します。
①【価値観の一致】(最重要)
会社が大事にしている価値観とズレていないか。
②【誠実さ】
素直さのない人間は絶対に採らない。
③【伸びしろ】
未経験のほうが伸びることは多い。
■ 「絶対に採ってはいけない人材」の特徴
これも飛躍のミカタ流の現場で確立された鉄則。
・人の悪口を言う
・自己保身が強い
・過去の失敗を他人のせいにする
・学ぶ姿勢がない
・仕事を選り好みする
・質問してこない
こういう人材は、
どれだけスキルが高くても必ずトラブル化する。
■ 採用成功のポイントは“対話の質”
面接の目的は
「優秀な人を選ぶこと」ではありません。
真の目的は、
“この人は、うちで幸せに働けるか?”
を確かめること。
そして同時に、
求職者にもこう思ってもらう必要があります。
「この会社なら、自分の人生を託せる」
これが面接の本質です。
■ 結論
面接とは、
スキルを見る場ではない。
価値観✕ 誠実さ✕伸びしろ
この3つだけを見れば採用は成功する。
逆にここを見ない会社は、
いくら採用しても定着しない。
飛躍のミカタ流の採用は、
“人を選ぶ”のではなく
“人生のパートナーシップを結ぶ”行為。
だから強い組織が作れる。



