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武村欽也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

【シリーズ:中途採用は“戦略”で決まる】第3回目

武村欽也

武村欽也

テーマ:人材採用のノウハウ

皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタ採用定着士の武村欽也です。
求人票って会社紹介や会社案内ではありません。求人票は大切な求人者へのメッセージです。

■ 第3回【刺さる求人票の書き方】

—— 応募が増える求人票は「文章術」ではない。
“設計思想”でつくるのが飛躍のミカタ流 ——

求人票は、ただの「会社紹介」ではありません。
求人票とは、**求職者の不安を消し、踏み出す勇気を与える“メッセージツール”**です。

だから飛躍のミカタ流では、
求人票を文章ではなく “構造(ストラクチャー)”として設計する ことを最重視します。

応募が来る会社は、文章が上手いのではなく
「求職者の心の動き」に合わせて求人票をつくっている。

これが強い会社の求人票に共通する“科学”です。

■ 求職者は求人票をどう読み、どう判断しているのか?

応募が来る会社と応募が来ない会社の“差”はここにあります。

求職者は求人票を読むとき、
文章を最初から最後まで読んでいません。

実際の求職者の行動はこうです。

【STEP1】冒頭の7秒で“読む/読まない”を判断

求職者は忙しい。
7秒で「この求人は自分に関係があるか」を判断します。

この7秒を通過しないと、
どれだけ良い内容でも読まれない。

【STEP2】仕事内容より“働くイメージ”を見る

求職者が最も知りたいのは
「自分はついていけるか?」
という心理。

仕事内容・難易度・研修の有無など“安心情報”を探しています。

【STEP3】“社長の想い”で応募するかを決める

求職者は実は
会社ではなく“社長の価値観”を見ています。
ここが書かれていない求人票は、応募されません。

【STEP4】未来のキャリアが見えなければ辞退

会社の未来ではなく
自分の未来が見えない会社には応募しません。

これが、求職者のリアルな行動心理。
だから飛躍のミカタ流ではこの動線に合わせて求人票を設計します。

■飛躍のミカタ流「応募率が上がる求人票の黄金設計」

5つのブロックを“この順番で”入れることがポイント。

①【ターゲット明確化】

—— 求職者は「自分のための求人」に反応する

求人票の冒頭は
“誰に向けた求人か” を最初に書きます。
例:
●「子育てと両立したい方へ」
●「未経験でもゼロから成長したい方へ」
●「真面目にコツコツ働きたいあなたへ」

ターゲットを絞ると“刺さる”。
全員に向けると“刺さらない”。


これが求人票の鉄則。

②【社長の想い】

—— 求職者は“給料”ではなく“社長の姿勢”を見ている

求職者の応募の決め手はここ。

会社の理念でも、
立派な文章でもなく

「この社長と働きたいと思えるか」
これが応募率を左右します。

書くべきは短く、深く。

● なぜ採用したいのか
● どんな仲間と働きたいか
● 会社が大切にしている価値観

社長の“人間性”がにじみ出るほど応募は増える。

③【仕事内容の“安心設計”】

—— 不安を消せない求人票は、一生応募されない

求職者が一番怖いのは
「できるかどうか不安」

だから、以下を書くことが超重要。

● 入社初日の動き
● 最初の1週間
● 最初の3ヶ月の育成ステップ
● 誰が教えるのか
● 未経験でもできる具体例

例:
「最初の1ヶ月は先輩が横につきます」
「3ヶ月目からできる業務はこれです」

→ ここを書く会社は応募率が跳ね上がる。

④【働く人のリアルな声】

—— 求職者が最も信じるのは“社員の言葉”
人は会社の言葉より、
**“同じ立場の人の声”**を信じます。

● 入社の決め手
● 働き続ける理由
● 雰囲気
● 定着年数
● 成長できたポイント
これを入れるだけで「安心感」が段違い。

⑤【未来のキャリアを見せる】

—— 求職者は会社の未来ではなく“自分の未来”を見ている

例:
●「半年後には○○ができるようになります」
●「1年後には後輩に教える立場に」
●「2年後にはチームの中心になります」

未来が見える求人票は、
応募する理由が生まれる。

■【禁止ワード】これを書いた瞬間“応募ゼロ”

飛躍のミカタ流では絶対にNGとするワードがあります。
・「即戦力のみ募集」
・「できる人だけ応募」
・「厳しい環境ですが成長できます」
・「当社の基準に合わない方はご遠慮ください」
・「普通のことができればOK」
これらはすべて“求職者の心を閉ざす”言葉。

■【Before / After 実例】

Before

「明るく元気な方を募集。経験者優遇。弊社基準に合わない方は採用しません。」
→応募率:ほぼ0

After(飛躍のミカタ流)

「未経験でも、真面目にコツコツ取り組める方へ。
最初の3ヶ月は“安心して学べる環境”を用意しています。
社長として、あなたと一緒に会社をつくる仲間を求めています。」
→応募率:4〜10倍

■ 結論

求人票は文章ではなく
“求職者の心の動線を設計するもの”。
だから飛躍のミカタ流では
5つの構造でつくる。
① 誰のための求人か
② 社長の想い
③ 安心の仕事内容
④ 働く人の声
⑤ 未来のキャリアが見える

これが、
応募率を劇的に変える“求人票の設計思想”。

今なら貴社の募集要項を「無料」で診断させていただきます。
株式会社飛躍のミカタまでメールでもお電話でも結構です。
メールの方はtakemura@hiyakuno-mikata.comまでお送りください。

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武村欽也
専門家

武村欽也(行政書士、採用定着士)

株式会社飛躍のミカタ

中途採用支援と財務・経理業務のDX化で企業の成長を支えます。求人検索エンジンと連動した原稿作成代行により、経営者の思いを伝え、応募数増から人材定着までフォロー。行政書士として建設業許可申請の実績も豊富

武村欽也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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