【シリーズ①:人が辞めない会社のつくり方】第2回目
皆さん、株式会社飛躍のミカタ採用定着士の武村欽也です。
今回は中途採用の戦略です。
「戦略」とは「戦わずして勝つ方法」を練るのです。
■ 第1回【募集しても“来ない会社”と“来る会社と”来る会社”の決定的な違い】
—— 求人票の前に変えるべきは“会社の姿勢”。これが飛躍のミカタ流・中途採用の本質——
私は多くの中小企業の社長から、必ずこう相談されます。
「求人を出しても応募が来ないんです…」
「本当に人が採れません」
「どんな文章を書けば応募来ますか?」
しかし、飛躍のミカタ流メソッドでは、こう答えます。
応募が来ない理由は、文章ではない。
“会社の姿勢”が伝わっていないからだ。
多くの会社は「求人票の書き方」を変えようとします。
でも本当に変えるべきは、文章の“中身”ではなく
**文章の裏にある“会社の本気”**です。
■ なぜ求職者は応募してこないのか?
理由は簡単です。
求職者は
「この会社は、自分の人生を預けられる場所か?」
をシビアに見ています。
給料
休日
福利厚生
このあたりは“最低条件”。
・求職者が本当に気にしているのは…
・どんな人が働いているのか?
・社長はどんな考え方の人か?
・自分の成長につながるか?
・安心して働けるか?
人間関係はどうか?
つまり――
求職者が見ているのは“会社の姿勢”なのです。
■ 応募が来ない会社に共通する“3つの間違い”
① 給料・条件だけで勝負している
条件勝負は、必ず負けます。
大企業には勝てません。
② 求人票が“会社目線”になっている
「〜できる人」「〜してほしい」
要求ばかりの求人票は読まれません。
③ 会社の“良さ”が言語化されていない
求職者は会社の魅力を探しています。
魅力が書かれていなければ応募しません。
■ 応募が来る会社が必ず持っている“3つの姿勢”
飛躍のミカタ流メソッドでは、
応募が集まる会社には共通点があると断言しています。
①「誠実さ」が文章ににじみ出ている
これは一番大事です。
求職者は文章の“嘘”を見抜きます。
逆に、誠実な会社はすぐ分かる。
・等身大
・素直
・正直
・飾らない
・嘘がない
この姿勢だけで応募率は跳ね上がります。
②「誰のための求人か」が明確
応募が来る会社の求人票には、
必ず“特定の誰か”を想像した言葉があります。
例:
「子育てと両立したいあなたへ」
「ブランクがあっても安心です」
「経験より人柄を重視しています」
ターゲットを絞ると、
その人の心に一直線に刺さります。
③「社長の想い」がしっかり書かれている
求職者は会社ではなく 社長の価値観 を見ています。
社長が
「どんな未来をつくりたいのか」
「なぜ社員を増やしたいのか」
「どんな仲間と働きたいのか」
これを言語化した会社は、
応募が自然に集まります。
■ 飛躍のミカタ流・応募が増える求人票のポイント
ここからは実務。
飛躍のミカタ流メソッドでは、
応募率を劇的に上げるには
5つの要素 が必要だと考えています。
① “誰のため”の求人なのかを書く
ターゲットを絞ると質が上がる。
② 社長の想いを短く入れる
「あなたと働きたい理由」を明確にする。
③ 会社の“安心材料”を出す
社員の声
定着年数
働きやすさ
成長の機会
④ 給料・条件は正直に
ここは嘘をつかない。誠実さを一番感じる部分。
⑤ 入社後3ヶ月のイメージを書いてあげる
求職者は「入社後の不安」が一番大きい。
■ 結論:応募が来るかどうかは “姿勢” で決まる
中途採用は文章ではありません。
求人媒体でもありません。
採用は“会社の姿勢”の鏡。
姿勢が伝われば、応募は自然に集まる。
次回(第2回)は、
求職者が応募を避ける“3つの地雷”を解説します。
・これを書いたら応募がゼロになる
・求職者が嫌がる言葉
無意識に出てしまう会社目線の文章
ここを押さえると、
応募率が一気に変わります。



