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【シリーズ①:人が辞めない会社のつくり方】第5回目

武村欽也

武村欽也

テーマ:人材採用のノウハウ

皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタ 採用定着士の武村欽也です。
評価制度よりももっと効果的なものがあります。
評価制度は“仕組み”です。
1on1は“関係性”です。

■ 第5回【評価制度より“One on One習慣”が強い理由

—— 社員を伸ばすのは仕組みではない。“社長の10分”が会社の未来をつくる

多くの中小企業で悩みが尽きないテーマがあります。
・評価制度をどう作るか
・公平な評価が難しい
・人によって評価の基準が違う
・評価のたびに不平不満が出る
評価制度づくりに頭を抱えている社長は本当に多い。
しかし飛躍のミカタ流メソッドでは、こう断言します。
評価制度よりも、
月1回の“1on1ミーティング”のほうが
はるかに社員を成長させ、離職を防ぐ。

なぜなのか?
理由は明確です。

■ 社長と社員の「短い対話」は、評価制度の100倍効果がある

評価制度は“仕組み”です。
1on1は“関係性”です。
会社を変える力が強いのは、
間違いなく “関係性の方”。
評価制度は、
年に1〜2回の「結果」に対する判断。
しかし1on1は、
毎月の「成長」に対する対話。
社員は結果より成長を求めています。
そして成長のきっかけは、
“社長に10分だけ自分の話を聞いてもらう時間”
これだけで大きく動きます。

■ 社員の本音は、「評価」より「関心」を求めている

評価制度が機能しない企業は、
社員の本音を見落としています。
社員が本当に求めているのは…
・「自分を見てほしい」
・「頑張りを分かってほしい」
・「間違ってないか確認したい」
・「正しい方向に進んでいるか知りたい」
・「困っていることを相談したい」
これはすべて、
“対話”で解決できることばかり。
1on1は、評価制度では絶対に埋められない
“心の不安”を消してくれます。

■ 飛躍のミカタ流・1on1メソッド(黄金の3ステップ)

飛躍のミカタ流では、1on1を難しくしません。
むしろ、とことん“シンプル”にします。
① 「最近どう?」
まずはライトな会話。
世間話でもいい。
これが“心の扉”を開きます。
② 「困ってることある?」
核心はここ。
多くの社員は困っていても、口に出せません。
でもこの質問で、ほとんどの問題が表に出ます。
③ 「よし、一緒に改善しよう」
最後は、味方になって終わる。
社長からこの言葉をもらうだけで、
社員は翌朝から動きが変わる。
1on1は“指導”ではありません。
1on1は、社員に勇気を与える時間。
これが飛躍のミカタ流の考え方です。

■ 社員の行動が変わるのは、制度ではなく「承認」

1on1を続けていると、
驚くほど社内の雰囲気が変わります。
・ミスが減る
・相談が増える
・報連相が活発になる
・主体的な動きが増える
・社長への信頼が回復する
・不満が溜まりにくくなる
これはすべて、
“社長に認められている”という感覚
が生まれるからです。
評価制度では絶対に作れない空気です。

■ 社員が辞めるときに言う、たったひとつの言葉

私は離職面談で何度も聞いてきました。
「もっと話せたら、辞めなかったかもしれない」
そうなんです。
辞める社員の多くは、
仕事が嫌で辞めているのではなく
“孤独が限界”になって辞める。
1on1は、孤独をゼロにする仕組みです。
だからこそ離職率が下がる。
だからこそ定着率が上がる。

■ 結論:評価制度より、社長の“10分”。

評価制度は、会社を良くするための一つの道具。
しかし、社員を動かすのは道具ではない。
社員を動かすのは、社長の言葉。
社長の姿勢。
社長が向き合う10分。

これが、
飛躍のミカタ流・離職ゼロメソッドの真髄です。

次回はいよいよシリーズ最終回。
【人が辞めない会社の社長が持つ3つの視点】
組織が“強い会社”へ変わるためのまとめです。

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武村欽也
専門家

武村欽也(行政書士、採用定着士)

株式会社飛躍のミカタ

中途採用支援と財務・経理業務のDX化で企業の成長を支えます。求人検索エンジンと連動した原稿作成代行により、経営者の思いを伝え、応募数増から人材定着までフォロー。行政書士として建設業許可申請の実績も豊富

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