経営(カネ)の悩みございますか?
皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタ パートナーの
飛躍のみかた税理士事務所石山明弘です。
社長、社長の”勘ピューター”当たりますか?
■ 第1回【社長が数字を見る会社は強い】
—— “勘と経験だけの経営”が会社を苦しめる。数字は社長を守る盾である——
私はこれまで、数多くの中小企業の社長と向き合ってきました。
その中で、成功している会社には必ず共通点があります。
それは——
「社長が数字から逃げていない」
ということ。
逆に、うまくいかない会社には、これまた共通点があります。
「数字が見えていない」
「数字を見ているつもり」
「数字を読む習慣がない」
これが、経営の命取りになるのです。
■ 勘と経験だけで走り続ける経営は、危険すぎる
多くの社長は、こう言います。
・「なんとなく感覚で分かる」
・「今までもこれでやってきた」
・「経験があるから大丈夫」
ですが——
そのやり方が最も危険なのです。
なぜなら、
“数字の変化”は、社長より先に未来を知っているからです。
売上が伸びても、利益が残っていない会社。
忙しいのに、お金が減っていく会社。
受注はあるのに、いつも資金繰りが苦しい会社。
これらはすべて、
**「数字が見えていない会社」**が陥る典型例です。
■ 数字を見ない社長は、無意識に「決断を先送り」している
数字が見えていないと、社長は決断できません。
・採用するべきか
・設備投資をしていいのか
・値上げが必要か
・人員配置をどうするか
・強化すべき事業はどれか
すべて“勘”で判断し始めます。
その結果——
決断が遅れる。
改善が遅れる。
チャンスを逃す。
問題の発見が遅れる。
そして最悪の場合、
「気づいたときには取り返しがつかない」
という状況に陥ります。
■ 数字を見る習慣がある会社は“思考がクリア”
一方、強い会社は例外なくこうです。
社長が毎月数字を確認している。
むしろ数字を見ないと不安になる。
数字を見る習慣がある会社の社長は、
思考の透明度がまったく違います。
・判断が早い
・戦略がブレない
・投資と回収が読めている
・社員への説明が分かりやすい
・「危険の兆候」にすぐ気づく
これが、強い会社の共通点です。
■ 数字を見るとは、「自分の経営と向き合う」こと
【飛躍のミカタ流 財務メソッド】の根底にある考えはシンプルです。
数字を見ることは、自分の経営を直視すること。
直視できない社長は、未来を掴めない。
私は数字を“怖がっている社長”を、何度も見てきました。
・赤字を見るのが怖い
・借入を確認するのが怖い
・本当の実力を知るのが怖い
だから、先延ばしにする。
見て見ぬふりをする。
そこから崩れていきます。
でも、本当に怖いのは
「数字を見ないまま走り続けること」
なのです。
■ 数字は社長を責めない。数字は社長を守る
数字を見ると、落ち込むこともあります。
不安になることもあります。
でも、覚えておいてください。
数字は社長を責めるためにあるのではなく、
社長を守るために存在している。
数字はいつも、
あなたの味方です。
・どの事業を伸ばすべきか
・どこを改善すべきか
・どこが強みか
・何が危険か
すべて数字が教えてくれます。
数字はあなたの“最強の盾”。
■ 飛躍のミカタ流・財務メソッドの入口
このシリーズでは、今後、
・決算書を読めなくても大丈夫な理由
・財務が苦手な社長が陥る落とし穴
・試算表の見るべきポイント
・財務DXで決断が早くなるメカニズム
・社長の時間を増やす財務の仕組み化
これらを“感情に刺さる形”で徹底解説していきます。
第1回の結論は明確です。
数字を見るか、見ないか。
この“たったひとつの習慣”が会社を運命レベルで変える。
社長、
数字はあなたの敵ではありません。
あなたを守る“味方”です。



