【シリーズ:中途採用は“戦略”で決まる】第4回目
皆さん、こんにちは。
株式会社飛躍のミカタの武村欽也です。
社員が辞める本当の理由ってわかりますか?
■ 第1回 【社員はなぜ辞めるのか?】
—— 離職の本当の理由は「環境」でも「給料」でもない。社長の”姿勢”にある——
私はこれまで多くの社長と向き合ってきました。
離職率の高い会社、優秀な人材が続々と辞めてしまう会社。
そして、同じ規模・同じ業界なのに、辞めない会社もある。
その違いはどこにあるのか?
結論は、とてもシンプルです。
社員は「会社を辞める」のではなく、「人間関係を辞める」
これが、飛躍のミカタ流・離職メソッドの核心です。
■ 社長の胸に、痛いほど突き刺さる言葉
離職の原因を深掘りすると、
社員はこんな本音を抱えています。
・「話したいけど、迷惑だと思った」
・「何度も相談したけど、変わらなかった」
・「頑張っても気づいてもらえない」
・「孤独だった」
これを初めて聞いたとき、
多くの社長は静かにこう言います。
「そんなふうに思っていたなんて…気づけなかった」
社長が悪いわけではありません。
ただ、社員は“本音を出す勇気”を持てなかっただけです。
つまり、離職の本当の理由は
制度でも給与でもなく「社長との関係性」
ここに行き着きます。
■ 社長は“聞いていない”のではない。“聞ける空気”がなかった
社長は心の中でこう思っています。
・「相談に乗りたい」
・「本音を言ってほしい」
・「困っているなら言ってほしい」
しかし、社員が考えているのは真逆です。
・「忙しそうだし言えない…」
・「否定されたらどうしよう…」
・「こんなこと聞いていいのかな…」
・「言っても変わらないかもしれない…」
この“すれ違い”が、
会社の離職を引き起こします。
飛躍のミカタ流メソッドでは、
これを “心理的距離のギャップ” と呼びます。
このギャップを埋められるのは、
社長ただひとりです。
■ 辞めない会社は、給料が高いわけではない
業界トップクラスの待遇でも辞める会社は辞めます。
逆に、決して給料が高くなくても辞めない会社があります。
その違いは何か?
答えは一つ。
「誰かが自分を気にかけてくれている」と社員が感じているかどうか。
人は、
“理解されている”
“見てもらえている”
“応援されている”
と感じる場所には残ります。
これは原則です。
これが人の心理です。
■ 社長、あなたは悪くない。けれど「変われるのは社長だけ」
離職の原因の多くは、社長が作ったものではありません。
しかし、
離職を止められるのも、組織を変えられるのも、社長しかいない。
私はこれを誰よりも知っています。
あなたの努力も、葛藤も、孤独も、痛いほど分かるからです。
だからこそ私は、
社長が“社員と向き合う勇気”を持てば、
会社は必ず変わると断言できます。
■ 飛躍のミカタ流・離職ゼロメソッドの核心
このシリーズでは、
今後あなたの会社を確実に変える「実践法」を伝えていきます。
・叱る前にすべきこと
・正しい任せ方
・社長の言葉が会社をつくる理由
・1on1の設計
・小さな改善で離職が消えていく法則
その前提となる“土台”が今回です。
離職は人で起き、人で止められる。
会社を変えるのは、社長の姿勢と一歩。
あなたが変わると、社員は必ず変わります。
そして、会社は確実に強くなります。
これが、飛躍のミカタ流メソッドの本質です。



