石の上にも五年
ドロップアウト専門アドバイザーの久保逸郎です。
先日住んでいる地区の夜間パトロールに参加する機会がありました。
長年子ども達を見守りしていただいている高齢者と、中学生の保護者達と一緒に夜9時から町内を歩いて、夏休みに夜遅くまでウロウロしている子どもがいないかどうかを確認して回るというものでした。
このパトロール自体はとくに感想は無いのですが、上級生の保護者もいたためか、塾や高校の話題が多かったことが印象的でした。
親の立場では子どもに勉強を頑張ってもらいたいのは当然ですし、その子ども自身だってよりレベルが高いところを目指そうとすることは当たり前で、どちらも本能的に正しいことだと思います。
私も保護者ですから、その気持ちはわかります。
それにもちろん環境が人を作る部分は否定しません。
人は周囲に流されやすい生き物ですから、勉強でも他のことでも、周囲のレベルが高いほうが伸びやすいことは事実です。
しかし、高校なんて所詮社会に出るまでのプロセスに過ぎないんです。
大学や短大・専門学校などに進学すれば、出身高校は最終学歴にはなりません。
就職活動においても履歴書の学歴欄に記入をして見られるのは基本的に最後に出た学校で、どこの高校を出ているかはほとんど関係ないでしょう。
転職で使う履歴書の場合、最終学歴だけの記入になります。
(世の中には学歴をモノサシにして人を判断する人も一部にいますが、世の中には学歴が無くても素晴らしい人や能力がある人はたくさんいますので、そのような学歴をモノサシにして人を判断するような方とは距離を置いたほうがいいですね)
ましてや仕事などで県外に出てしまえば、履歴書に高校名が書かれていても、その高校がどのような学校なのかまで知っている人は少数です。
実際私は愛知県で育ち、福岡に住んでもう20年近くになりますが、今でも偏差値がどうとか、特徴的な教育が行われているといった福岡の高校事情はあまりよく知りません。
むしろ大人になって県外に出てしまえば、偏差値の高い地元の進学校などよりも、甲子園常連校や何かの特定のスポーツの分野で実績を残している強豪校のほうが知っている人も多く、会話のネタにできたりするものです。
なかには高校受験で「志望校に行けなかった」などと失敗したショックを引きずってしまって、それが高校を辞めることに繋がってしまう方もいますが、大人になれば出身高校がどこかということは大した問題ではないので、今の環境で精一杯過ごすことを大切にしてもらいたいものです。
それに挫折をバネにして頑張るというのもありだと思います。
人というのは全てが順調にいった人よりも、失敗や挫折の経験を持つ人が、それを乗り越えて頑張っている姿に魅力を感じるものです。
「ビリギャル」があれだけ多くの人に受け入れられたのをみればわかりますよね!
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