花粉症を東洋医学的に考える
こんにちは
あなたにぴったりの漢方薬を選びます
自分のことを好きになるちょっと不思議な漢方薬局
『ちぎょうの漢方』薬剤師 田中智行でございます
今日はやる気のお話
先日はやる気について
メカニズム的なところを書いてみました
やる気が出ない①
今日はそんなやる気の症例のお話
『なんか最近疲れていてやる気も起きないんです』
そう言われるのは40代の女子
仕事も忙しく
生理なども重なりきついようだ
ゆっくり寝たら朝スッキリします？
そんな質問をすると
朝は大丈夫なんですが
疲れてくると何もできなくなっていきます
みたいな返事
他にも
食べすぎてしまったり
仕事上の悩みだったり
便は毎日出るがスッキリしなかったり
この方の主訴は別にあるのですが
今回はこの『やる気』に焦点を当てて
東洋医学的に紐解いていきましょう
東洋医学的に考える
カラダの基本3要素『気血水』
その中でもやる気にまつわるのは『気』
この方の気は不足
いわゆる気虚ってやつです
まずは生理
生理ってのは妊娠の準備ですので
気血水をカラダに貯める方向に動く
妊娠が成立しない場合
それらがカラダの外に出ていく
それが生理
貯まった気血水が出ていきますので
カラダの中は一時的に不足状態になる
そして朝
ゆっくり寝ると疲れは取れているようですので
気が補充されると
疲れは取れている模様
そんなところからも気虚が大きいと思われます
食べ過ぎもありますので
胃が熱を持っていたり
弁が軟い感じですので
脾が弱っている感じもします
ストレスもありますので
気も滞りそうですが
相対的に気虚が大きい
そんな判断をしました
夜ゆっくり眠ってほしいですので
気の流れを整えながら
気の不足を補充する漢方をチョイス
脾胃の負担をとっていくことも行いました
『なんか疲れも取れてやる気も出てきました』
これは次回のカウンセリング時の言葉
夜もよく眠れるし
朝もスッキリしてきた
夕方疲れても踏ん張れるようになり
食べ過ぎることも減った
お通じはまだ軟便のようですが
問題はないようですので次回までにはなんとかなるでしょう
やる気は精神論ではない
『やる気ってのは精神的なもの』
昭和で育ったわたし田中
そんな考えの持ち主でした
それが自分を追いこんだりしていたのですが
でもね
やる気ってのは精神の問題ではない
東洋医学を学び
カウンセリングを学び
そんなことがわかってきました
カラダが整うとココロが整う
ココロが整うとカラダが整う
そんな関係性がやる気を育みます
ココロが整っていない人は
気になっている問題を解決する
カラダが整っていない人は
カラダの問題を解決する
特にカラダが整ってくると
カラダだけでなく考え方も変わってきます
漢方やると
そんなところがわかってきてとても面白いです
