家族関係のトラブルを解決する法律のプロ中村伸子

家族関係のトラブルを解決する法律のプロ

中村伸子

「社会的弱者の声を代弁したい」と弁護士に

「あおぞら法律事務所」は、福岡市地下鉄・天神駅から徒歩約3分。西鉄グランドホテル向かいのビル3階にあり、1989年に開設された実績のある法律事務所です。現在、5名のベテラン弁護士が在籍しており、中村伸子弁護士もそのひとり（他に若手の弁護士も2名在籍しています）。依頼者の話を親身になって聞き、専門の知識や経験をフルに生かしながら、トラブルを解決へと導いています。中村さんは、離婚相談、遺産分割など家族間の争いごとを中心にサポートしていく弁護士さんです。

税理士の父親、自宅で編み物教室の講師をしてきた母親の元で育った中村さん。幼い頃から、家事をきちんとこなしながら社会との繋がりを失わずに仕事をしてきた母親の背中をみて「将来は私も仕事と子育てを両立できるような独立した仕事がしたいと思ってきました」といいます。「父は納税者の権利や主張を大切にし、おかしいことはおかしいとはっきり言うタイプの税理士」だそう。そんな父親の影響もあって「社会的弱者の声を代弁できるような弁護士になりたい」と大学も法学部に進学。卒業後の1992年、司法試験に合格。1995年、あおぞら法律事務所にて、弁護士として第一歩を踏み出しました。翌年には長女、その後に長男が生まれ、現在は2児の母親です。弁護士の仕事は激務ですが、決して子育てや家事のことをおろそかにすることなく、仕事と家庭の両立を果たしながら活躍されています。

問題解決後も、家族がよりよい関係を築いていけるように

中村さんがこれまで扱ってきた分野は、債務整理、交通事故、医療過誤事件や税務関連事件の裁判から一般の民事、家事事件まで、多岐にわたります。一昨年までの4年間は、交通事故紛争処理センター（ADR）で、被害者と保険会社の間に立って示談斡旋を担当し、昨年10月からは通常の弁護士業務の傍ら、福岡家庭裁判所で調停官（＝パートタイム裁判官）を務め、公正中立な立場で当事者双方の主張に耳を傾けながら妥当な法的解決をはかる仕事もされています。「一方の代理人という普段の弁護士の仕事を離れて、週1回ですが、公正中立な家事調停官として離婚や遺産相続の問題など様々な事例を担当させて頂いています」

これまで培ってきた長年の弁護士としての豊富な経験から、中村さんが家族間の争いごとやトラブルに接するとき、いつも大切にしていることがあります。それは「未来に争いの火種を残さず、できるかぎり双方が納得でき、相手に対して思いやりのある解決法を模索すること」です。

「なによりもまず心がけているのは依頼人のお話をしっかりとお聞きし、その方が本当に求めていることは何かを理解して、最善を尽くすこと。そして依頼者との信頼関係を築いた上で、長い目で見て当事者双方が納得できる解決を目指します。たとえば、夫婦が離婚してもその子どもにとってみればずっとお父さん、お母さんであることには変わりないですし、遺産を分割してもそれで終わりではなく、いつまでも兄弟には変わりないわけですから、裁判の時点で自分たちの主張が認められれば相手がどうなってもかまわないといった解決ではなく、互いに納得でき、将来的に争いを残さないような、家族のみなさんがこれからもよりよい関係を築いていける解決策を常に考えます」と話します。

「あなたの心に限りない青空が広がっていきますように」との願いこめ

「もっと早く相談に来て頂いていれば違ったアドバイスができたのに、といったことはよくありますね」。何かトラブルを抱えていても、早い段階で弁護士のもとへ相談にやってくる依頼者はまだ少ないそうです。「どんな問題でも、トラブルが大きく、深くなる前にできることが必ずあります」といいます。

費用については、「扱う事件の内容などにより変わってきますので、まずは気軽に相談にいらしてください」と中村さん。多重債務と交通事故に関する相談は初回30分に限り無料で受け付けているとのことです。また、中村さんは法テラス（注・独立行政法人日本司法支援センターのこと。無料法律相談や、弁護士への着手金一括支払いができない人のために立て替え払いができるなどの支援制度）に登録している弁護士であるため、法テラス制度を利用することもできます。

あおぞら法律事務所は、福岡市中心部にあって買い物帰りでも気軽に立ち寄ることができる利便さを目指して開設されました。事務所名には「依頼者の心に限りない青空が広がっていくように」との願いが込められています。

「弁護士にとっては多くの事案の中の1件にすぎなくても、依頼者にとってみれば人生の一大事です。裁判が終わればその事件に関して私の仕事は終わりますが、依頼者にとってはその結果が生涯にわたって影響を及ぼしていくわけですから、その方の将来のことまでを真剣に考えて関わっていきたいと常に思っています」。最善の解決法を求め、今日もアクティブに街を駆け回る中村さん。そうした真摯な姿勢は依頼者にとって心強いかぎりです。

未来に禍根を残さず、依頼人と相手方の双方が満足できる解決法を模索

「社会的弱者の声を代弁したい」と弁護士に

問題解決後も、家族がよりよい関係を築いていけるように

「あなたの心に限りない青空が広がっていきますように」との願いこめ

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