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阿田茂プロのご紹介

この道26年の職人が、手間ひま惜しまずつくった博多の辛子明太子(1/3)

原口海産ー1

重み、ハリ、色つやの3拍子揃った北海道産のタラコを使用

プチプチッとした食感とピリッとした辛さがたまらない辛子明太子。全国にその名が知られる福岡の郷土食品ですが、聞くところによると、福岡の辛子明太子業者は、大手メーカーから料理店まで含めると200社以上とか。地元の私たちでさえ、「どの店がよいの?」と聞かれても、正直答えに迷ってしまう人も多いのでは?

プロの料理人も認める博多の新鮮食材が並ぶ柳橋連合市場で「原口海産物専門店」を営む阿田茂さんによれば、原料のよしあしの決め手は<重み><ハリ><色、つや>の3つ。よいタラコは、卵がぎっしりとつまっていて、手に持つとズシっとした重みがあり、食べると、プチプチとした粒子感としっとり感があるそう。

「最近は、原料となるスケトウダラの収穫量が少なく、アメリカやロシアなどの輸入物に頼っているところもありますが、ウチはあくまでも北海道産。自分の目にかなったものだけを使っています」と阿田さん。辛子明太子製造一筋26年の職人でもあります。

大学を卒業してすぐ辛子明太子製造会社に就職。15年間工場長として勤務し、独立。7年間明太子製造の下請けに従事した後、4年前に柳橋連合市場に店を構えました。大量生産は行わず、自分の目の届く範囲で本当によいものだけを提供したいと、製造から販売までを手掛けています。全国放送の情報番組でもたびたび紹介され、地元の常連客をはじめ、お得意さんは全国に。

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