オンライン家庭教師のおすすめの選び方【分かりやすく解説します】
こんにちは!家庭教師のアーチ、代表の白岩です。今回のコラムは「個人契約のオンライン家庭教師」の探し方や料金の相場、マッチングでの注意点などを分かりやすく説明していきます。個人契約でのオンライン家庭教師をお探しの方、個人契約か家庭教師会社のどちらに頼めばいいかをお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
●個人契約の家庭教師って何?
まず、オンライン家庭教師を頼むときには大きく分けると4つのパターンがあります。
①家庭教師会社(業者)
②大学の学生課
③知り合い
④個人契約(他人)
だいたいはこの4パターンです。順番に説明していくと、
①家庭教師会社(業者)
これは家庭教師を紹介してくれる家庭教師会社に直接連絡して先生を紹介してもらうやり方です。今の段階では一番メジャーな探し方かと思います。ただ、業者に仲介してもらうので「入会金」などの初期費用、「教材費」「仲介料」「管理費」が高額になったり、契約期間があり解約する際に「違約金」がかかったりするケースがあります。家庭教師を見つけやすいというメリットもありますが、うまく家庭教師会社を見極めていかないと月謝がかなり高額になる可能性がありますので注意が必要です。
②大学の学生課
これはひと昔前のやり方かもしれませんが、お住まいの近くに大学がある方は「大学の学生課」に問い合わせるというやり方もあります。ただ、大学生も家庭教師会社に登録をして家庭教師先を待った方が早かったり、自分に合ったものを選びやすいので、今のネットが進化した時代では、アナログに大学にアルバイト申請をして依頼が来るのを待つというのはあまりないかもしれません。加えると大学が近くあるという地域限定でもあるのでかなりハードルは高いのかと思います。
③知り合い
これは身近に知り合いの方で家庭教師を出来る方にお願いするやり方です。知り合いであればトラブルも少ないでしょうし、料金も高額になるケースも少ないと思うので、身近に信頼できる人がいればこれ以上の事はないですよね。ただ、塾講師や家庭教師の実績や経験がない方であれば、もし指導方法や合わない時や成績がのびない時に断りづらいというデメリットはあるかもしれません。
④個人契約(他人)
今回のテーマである個人契約に関してですが、家庭教師会社を通さずに家庭教師を頼むことを指します。厳密に言えば、②大学の学生課や③知り合いも個人契約にあたりますが、学生課は大学が仲介していますし、知り合いの方は全くの他人ではないので、全くの他人に頼むのとはニュアンスが違うかと思います。家庭教師会社を通さずに家庭教師(全くの他人)を頼むことを「個人契約」としての家庭教師と考えた方が良いかもしれません。「個人契約」で家庭教師を頼むメリット・デメリットは以下の内容でお話ししていこうと思います。
●オンライン家庭教師(個人契約)の探し方は?
では、個人契約のオンライン家庭教師はどのように探せばよいのでしょうか。一番簡単なのはインターネットで「オンライン家庭教師 個人契約」と検索するといくつか個人契約の家庭教師と繋がりを持てる掲示板ページがヒットします。個人契約の掲示板ページは、顔写真・大学名・住まいの地域・趣味・指導経験などが書かれたプロフィールの一覧があり、そこからお子さんや保護者の方の希望に合いそうな先生と連絡を取り合っていく形になります。掲示板によって事前に「電話で連絡が取れる」「メールやチャットでのやり取り」など様々ですが、その中で印象や話し方、メールでの対応などを見ながらお子さんに合いそうかどうかを見極めて行くと良いかと思います。
●オンライン家庭教師(個人契約)の料金の相場は?
個人契約でオンライン家庭教師を頼むときの相場ですが、個人で時給を設定できるのでかなり個人差はあるかと思います。一般的な家庭教師会社に頼むと、大学生や社会人の時給はオンラインの場合であれば「1500~2000円」くらいが相場です。ただ、家庭教師会社を通さずに「個人契約」で家庭教師をしたいという人は、家庭教師会社を通すことによって「時給を設定されたくない」「指導方法などを決められたくない」「契約期間などの規則縛られたくない」という前提がある人(もちろん全員には当てはまりませんが)が多いです。そこで考えると、先生の時給の相場としては「2000~3000円」くらいが相場になってくるかと思います。
また、上記のような掲示板には大きく分けると2パターンあり、仲介する業者が運営している掲示板(サイト)と個人的な掲示板があります。個人的な掲示板はすでに稼働していないものも多く、個人契約で探すとなれば「仲介する業者が運営している掲示板」になってくるかと思います。ただ仲介するだけでは掲示板を運営する業者にメリットがないので、初回に「紹介料」がかかります。いくつか個人契約を仲介する掲示板を見てみましたが、だいたい「10000~15000円」くらいです。家庭教師会社に頼むときの「入会金」と同じ感覚ですね。
●個人契約=月謝が安くなるという考えは危険?
オンライン家庭教師を頼むときに「月謝が安い」というだけで決めるという事はないかとおもいますが、長期的に頼むという前提で考えれば「料金面」は優先順位としてはかなり高くなるのではないでしょうか。先ほどもお話ししたように家庭教師会社に依頼すれば「入会金」「教材費」「管理費」「違約金」がかかってくるケースが多いので、一般的に「個人契約=月謝が安い」という印象がありますが、意外とそこには落とし穴があるのです。私が運営する家庭教師のアーチの料金と比較してみます。
週1回90分(月6時間:中学1年生のケース)だと、家庭教師のアーチの料金は「13600円(アーチへの管理費含む)」になります。これを個人契約(仮に時給2500円)で計算してみると「15000円」になります。これは家庭教師会社によっても料金体系が違いますし、個人契約にしても先生ごとに時給が違うので一概には言えませんが、個人契約だからと言って「安く」「気軽に」頼めるわけでは無いという事です。個人契約と家庭教師会社を比較して決めたいという方は事前に料金面やシステム面などをしっかりと調べたうえで利用するようにした方が良いかと思います。
●マッチングするときの注意点は?
次にマッチング(誰を選ぶのか?)する際の注意点になります。私がアーチで先生の人選をする時に特に注意するのは次の3点です。1つ目は「人柄」です。やはりオンライン家庭教師なので直接合わない形式だとしても、先生の人側によってお子さんの学習意欲が上がるかどうかはかなり左右されます。いくら指導経験があったとしても「人柄」が良くなければ、お子さんの学習意欲は上がらず、比例して成績も上がらないでしょう。もちろん最初に少し話したりやりとりをしたくらいでその人の「人柄」は100%理解は出来ません。私は家庭教師としての「人柄=家庭教師という仕事に対しての想いの強さ」だと思っています。私が注意しているのは「自分の都合」ばかり考える人は家庭教師としての「人柄」は微妙かなと思っています。例えば、
「会ってみて合わなければ辞められますか?」
「予定が入ってしまった場合は他の日に変更しても良いですか?」
「成績が上がったら時給は上げてもらえますか?」・・・など
もちろんこれだけではないですが、個人契約という性質上、「個人契約=自由の利く家庭教師」と考えてしまっている人が一定数いるのも事実です。事前のやり取りで「少し自分勝手かな・・・」と感じた場合はその人は辞めた方がよいでしょう。最初の段階でこのような話が出る場合は、指導を始めてから慣れてくると、よりその部分が強く出てくる可能性がありトラブルに繋がるケースがあるからです。
2つ目は「指導経験」です。やはり未経験の方よりは指導経験があった方が良いです。私の感覚になりますが、塾講師・家庭教師・学校の教員で最低1年以上は指導経験があった方がよいでしょう。家庭教師を探していく中でもっと指導経験が豊富な人もいるかと思いますが、指導経験が豊富であれば必ず良いというわけではありません。以下のような先生がいた場合どちらの先生を選びますか?
・Aさん(小5・中3の2件)
小学5年生は小学3年から2年間指導している
中学3年生は中学2年生から1年間指導している
・Bさん(小6・小4・中3・中1・小3の5件)
小6は始めたばかりで2ヶ月
小4は4ヶ月指導して辞めた
中3は2ヶ月指導して辞めた
中1は半年指導して辞めた
小3は小2の終わりから3ヶ月指導している
私が選ぶとすれば圧倒的にAさんです。Bさんは比較的短期間で辞めている家庭が多いですよね。指導した家庭の数でいうとBさんが指導経験が豊富と感じやすいですが、長期的に継続できていないところに注目すると「家庭と良い関係を築けていない」「相性が合わない」など色々と問題がある可能性があります。Aさんのように指導した件数が少なくても1件1件が比較的長く継続できている人の方が、家庭教師として頑張ってくれる可能性が高いかと思います。表面上の指導経験・指導件数だけではなく、少し詳細を見てみると本質が見えてくるかもしれません。
3つ目は「指導期間」です。これは先生が指導可能な期間のことです。人柄が良く指導経験が豊富な先生であっても3ヶ月しか指導できないとなれば、また3ヶ月後に他の先生を探さなければいけません。私の経験上ですが、安定した学力を身につけて成績を上げていくためには最低半年は必要かと思っています。この指導期間を事前に確認していかないと、やっと慣れ始めたくらいの時期に先生を探し直さなければならず、お子さまも混乱してしまうかもしれません。必ず事前に確認をしておきましょう。
次に補足ですが、指導に入れない時期が無いか?も確認しておくことをおすすめします。例えば、夏休みは帰省で1ヶ月は指導に入れない、大学のテスト前は2.3週間入れなくなるなど、先生によっては入れない時期が出てくる人もいるかと思います。
「夏休みに集中的に入ってほしかったのに・・・」
「先生の大学のテストの時期と子供の定期テストの時期が被って困る・・・」
というような事になりかねません。完全に空く時期がないというのは難しいかもしれませんが、頻繁に指導に入れない時期がある人は避けた方が良いかもしれません。長期的に家庭教師を利用するのであれば、最初のマッチングは非常に大事な部分になりますのでぜひ参考にしてくださいね!
●トラブルを防ぐためには?
最後になりますが、家庭教師を個人契約で頼むときに一番防ぎたいのが「トラブル」ですね。個人契約は保護者の方と先生が全てをやり取りしていく流れになっていくので、金額面、スケジュール面など「トラブル」が起きやすいのも事実です。そこでおすすめするのは、事前に「個人契約書(個人契約についての契約書)」を交わしておくことです。項目として入れておいた方が良い部分としては、
時給
→成績が上がった時や学年が上がった時の時給の交渉などを防ぐため。
精算の時期
→精算の時期もそうですが、払った!もらってない!という事が起きないようにどのようにチェックしていくかなども入れると良いかと思います。
週の回数
→先生の都合で週ごとに指導回数が変動しないようにするため。
1回の時間数
→入る時間数によって費用も変わってきますので、事前にちゃんと決めておく必要があるかと思います。
指導期間
→先生の都合によって急に指導が出来なくなれば、新しい先生を探す時間が必要になるので期間を定めておく必要があるかと思います。また、継続が難しくなる場合はいつまでに報告をしないといけないなど。
個人情報の取り扱い
→個人情報の漏洩がないように入れておく必要があります。特に今の時代はSNSなどで拡散されてしまう恐れもあるので必ず入れておきましょう。
●オンライン家庭教師(個人契約)の探し方・相場・マッチングに
【探し方】
インターネットで「オンライン家庭教師 個人契約」と検索する事で容易に見つかるが、個人契約の掲示板も個人が運営しているもの、業者が運営しているものがあるので確認が必要。個人契約に関しては最初の紹介料はかからないが頻繁に情報を更新していないものも多く機能していない可能性もある。業者が運営しているものは先生を探しやすいが紹介料などのマージンが発生する。
【相場】
一般的な家庭教師会社の先生の時給は「1500~2000円」、個人契約の場合は個人で設定できるので「2000~3000円」あたりが相場になるケースが多い。家庭教師会社に頼むより個人契約の方が費用が安いというイメージはあるが、個人契約は最初の紹介料、時給も高めになる場合が多いので、回数や時間数によっては家庭教師会社で頼むよりも高くなるケースもある。
【マッチング】
「人柄」「指導経験」「指導期間」を中心に判断した方が良い。この3つを適正に判断(基準はコツは上記の内容を参考に)することで後々のトラブルを防ぐ事が出来る。ただ、会社を通さずに個人間のやりとりになるので「個人契約書(個人契約についての契約書)」を交わした方が良い。
いかがでしたでしょうか?最近はコロナ禍でオンライン家庭教師を希望される方が増えてきました。家庭教師を探すときに色々とな手段がありますので、お子さまに合った先生が見つかって少しでもお勉強で自信が持てるようになる事を祈っております。家庭教師のアーチでもオンライン受講が可能ですので、ご興味のある方は参考にしてくださいね!宜しくお願い致します。
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