「いい先生」との出会いを通じて子どもたちの人生に光を（1/3）

勉強が苦手だったからこそ理解できる子どもたちの気持ち

　現在、九州・山口エリアを中心に家庭教師の紹介事業を行っている白岩洋志さんは、家庭教師業界に関わって早20年以上。学生時代は、さぞかし勉強が得意だったのかと思って尋ねてみると、意外な答えが返ってきました。「私自身、勉強が苦手だったんです。中高時代、大学受験、勉強ではいつも苦労してきた方だと思います。全然勉強をせずに失敗したこともあるし、1日12時間ほど自分の体をイスに縛り付けて極端に勉強をしてみたことも。今思えば、どちらもいい勉強法とは言えません（笑）。でも、こうした経験をしてきたからこそ勉強が苦手な子どもたちの気持ちは誰よりも理解できるんですよ」と微笑みます。

　大学時代に、ひょんな縁から家庭教師や教育業界でアルバイトをすることになった白岩さん。塾講師や家庭教師として自身が生徒を持って教える経験はもちろん、家庭教師をお探しの親御さんの話を聞いて、家庭教師とのマッチングを行ったり、家庭教師のセンターの立ち上げなど、学生時代から社会人さながらの幅広く・奥深い経験を積んできたといいます。

　この経験が今につながる原点だったそうで、勉強が嫌いな子どもがどこでつまずくか、子どもの将来を願う親御さんは何を求めていて、どこが家庭教師選びの基準やネックになっているかということを経験的に理解できるようになったと話します。

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