夏涼しくて、冬暖かい家。
今、日本の家が危ない。
こう話すのは、健康住宅建材の第一人者の後藤坂氏。
業界では言わずとしれた有名人です。
何がどう危ないのか?
耐震補強が弱いからとか、そんなことではありません。
それでは、お話いたしましょう。
本来、家というものは
私たちにとって唯一の大切な住処(すみか)。
一生家族が安心して暮らせることが前提で作るはずだった。
ところが、
ここに経済原理が入りこみ、
企業競争の中に少しでもコストを下げるため、
合板やビニールクロスに代表される新建材と言われる材料が多用されて、
多くの方が普通の家に住むことができなくなったのです。
え、普通じゃないって?
と、思われているかもしれません。
新建材と言われても、見た目もきれいだし、
安くていい家が手に入るのだからいいじゃない。
そう思われるかもしれません。
それではお聞きしますが、
「あなたはビニールハウスの中で生活したいですか?」
すると、
当たり前ですがほとんど全ての方が「NO」と答えるはずです。
ところが現状は、
仕事で疲れて帰る家が大げさに言うとビニールハウス同然。
そこで一生を暮らしているのです。一生ですよ。
「そういえば、エアコンをかければ夏でも快適だけど、
昔の家と比べると、今の家は湿気が窓やサッシにやたらとつくな・・」
そう思ったことはありませんでしたか?
実はこれが大きなポイントだったのです!(つづく)