本物の家は、地域の職人さんが作る家。
建築業界には元請け業者さんと下請け業者さんがいるのは、あなたもご存知のはず。
そして、
下請け業者さんというのは、
よく言う「手抜き」をするような人がいるというイメージも強いはず。
しかし、
本当の姿を聞いてゼッタイに驚かないでください。
通常、大手企業の下請け業者になる場合には、登録が必要です。
そのときに合わせて「保証金」というものを支払います。
それがだいたい、少ないところで50万円くらい、多いところではなんと800万円。
その金額を支払わないとお仕事をさせてもらえないのです。
しかし、
多くの職人さんなどはそれほど裕福な経済環境を持っていないもの。
そうなると、頭金で100万円くらい払い、
その後は、工事をするたびに差し引きされて、800万円になるまで続くそう。
ひょっとしたら…
「まあ、そんなの普通だよ」と思うかもしれませんが、
さらに厳しいことは、下請け業者さんが請ける工事金額です。
その額は私たちが通常、お客様直接施工で行なう半分以下。
ひどいときには、3分の1以下の場合もあるんです。
生活のためにだけしか残らないお金を
さらに大企業の仕事をさせてもらうための保証金として入れる。
(そのため手を抜くことも・・・)
そしてその保証金は、20年後に返済するとか、なんだかんだと理由がつけられて、
ほとんど返してもらえない保証金なのです。
さらに恐ろしいことに、
この話は、どこか遠くの話ではなく地元福井市内でのお話なんです。
実は宣伝・CMだけであなたが選ぶ有名企業のリフォームの裏には、
苦しんでいる業者さんがいることもあるのです・・(つづく)