事実は小説より奇なり。 下請け職人さんの苦労・・。
10年以上前の話ですが、
私たちの会社にて起きた事です。
「こんにちは。そろそろ、
リフォーム費用をお振込みいただけますか。」
自宅のリフォームの最中にそんな電話が一本かかってきました。
そうです。
パンセで外壁塗装工事をやっている終盤に差し掛かったところでした。
でも、
「ちょっとおかしいな。
パンセさんは社長か女性が電話をかけてくるけど、会社名は必ず名乗るし・・・」
そこで電話の女性に
「お宅はどちらさん?」と、聞いてみたのです。
しかし、
その女性、絶対に名前を言わないのです。
そして、
コンビニエンスストアから振り込んでください。
と、言うのです。
ちょうど、3時過ぎに来た社長に聞いて見たら、
「いや。うちからは電話はかけていないはずですよ。
それにご集金時は私がお伺いしていますよ。」
「えっ?!(怖)」
◆偶然の手抜きがお客様を救った!
いつも仕事きっちりのパンセですが、
そのお客様の現場にはちょうど名前が入っていない
作業用ネットだけを使っていたのでした。
手抜きでした。(ごめんなさい)
もし、
そこで名前入りの作業用ネットを使っていて、
犯人に
「リフォームのパンセですが、
そろそろリフォーム費用をお振込みいただけますか」
なんて電話されていたら・・・。
考えただけでもゾッとしますよ。
しかし、
犯人は巧妙です。
作業用ネットがかかっている現場を見つけて、
住所から電話番号を調べる。
そして、
業者に成りすまして、
指定の口座にお金を振り込ませる。
「こんなことが福井であったのだ」
ということを知っているだけでも、
ある意味、今後の予防になるかもしれません。
しかし・・・
もしも、リフォーム・トラブルなどに巻き込まれたりしたら、
すぐご連絡くださいね。