浮気をされたら
本年12月23日,最高裁判所より,養育費・婚姻費用(いわゆる
生活費)の新しい算定表が公表されました。
上記算定表は,養育費や婚姻費用を支払う方(義務者)の年収
と養育費や婚姻費用を貰う方(権利者)の年収
に応じて,適正な養育費や婚姻費用を算出するための表です。
この表が作成されてから,長年月が経ち,必ずしも現在の生活実態に
適合していないという批判が以前からあったところ,今般,改訂に
至ったというものです。
今回の表によると,以前のものに比べ,1~2万円程度上がっている
ことが多いようです。
ただ,年収帯によっては金額が変わらないところもあるようです。
以前の算定表にもとづいて養育費や婚姻費用を決めたものの,
今回の新しい表ではそれよりも多い金額となっているという
ような場合には,新しい算定表にもとづき養育費や婚姻費用の増額
の可能性がありますので,一度,弁護士に相談されることをお勧めします。
ただし,義務者の収入の増加等,事情の変更があることは必要になりますので,
このような特段の事情の変更がなく,ただ算定表にもとづく金額の変更があった
というだけで増額が認められるというものではありません。
この点,ご注意ください。