浮気をされたら
来年の春に消費税が8%に上がることが
正式に決定したようです。
そこで,高い買い物を来年の春までに済ませておこう
という人も多いのではないでしょうか。
3000万円の買い物をする際,これまでは
150万円の消費税で済むところ
8%に上がった場合には240万円を支払うことになり
90万円も余計に支払うことになります。
高い買い物の代表格が不動産です。
不動産には,土地と建物という2種類あります。
意外と知らない人が多いようですが,
建物には消費税がかかりますが,
土地には消費税がかかりません。
これは消費税が,国民の財の消費にたいして
かけられる税金であるということに由来するようです。
建物については消費ということが考えられますが,
土地については未来永劫,巨大地震でもない限り
残り続けるもので,消費という概念にはなじみません。
同じような理由で商品券の売買にも消費税はかかりません。
商品券そのものは,財を消費するものではなく,
将来それを使って財を消費する予定の,いわばその前段階
の有価証券に過ぎないということです。
また,その他に,政策的な配慮から,消費税がかからない
ものもあります。
住民票取得のための手数料や医療費などです。
ただし,医療費については,基本的に保険診療の対象となるものは
非課税ですが,保険診療の対象にならないようなものは,
消費税の課税をうけます。
健康維持のために最低限必要な治療についてまで消費税を
かけてしまったのでは政策的に好ましくないであろう。
ただ,それを超えるもの,例えば審美的な理由から行われるもの
については,消費税をかけても政策的に不都合はないであろう,ということです。
代表的なものがインプラントです。
これについては,消費税がかかります。
インプラントもかなり高い買い物ですので,
インプラント導入を近い将来考えておられる方は,
来年の春までに決済をしといた方がよいでしょう。