運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
《地域の金融機関のコンサル部って?》
債務超過、営業赤字、リスケ中、有利子負債が売上高と同等、
などという建設会社や運送会社が、私のコンサル先に多い。
なので、当然に信用金庫や銀行の本店の経営支援部やコンサル部も関与してくる。
彼らは、本来は経営改善指導のエキスパートでなければならない。
もしくは多くの業種の専門家を知っており、共に再生・再建ン位企業を導かなければならないと思う。
しかし、多くの金融機関の再生・再建の部隊は審査部の管轄下にある。
カネを貸すか貸さないをジャッジする部長の下にある。
どうなるか?
再生とは名ばかりの、保全と回収に趣きを置いた数字管理の部隊になっている。
だから、今、この企業には輸血(真水)がいるなていうジャッジが全くできないし、
金融機関内で交渉すらできない。
こんな状況下で、例年の建築業界の戸建て住宅会社の業績悪化、運送業界の燃料高騰による業績悪化、
とても対応はできないであろう。
債務超過に粉飾決算に実態貸借対照表の作成、
そんな血液検査しかできないのではないだろうか?
飲食店に旅館ホテルにサービス業、他にも厳しい業界はたくさん出てくるであろう。
マクドナルドのマニュアルのようにディクショナリー計画書を作成して満足なのか?
作成して、神棚に飾って以後ずーっと誰も見ない神棚計画書が会社にあればいいのか?
再度、来年は、金融機関のコンサルティング機能の発揮の実力も試されるのではないだろうか?
現場での実効支援の邪魔にしかならないような本部の電卓・分析コンサル部の人たちは要らない。
共に、この会社は絶対に再生させるぞ!、そういう人たちと一緒に仕事をしたい。