運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
エリート銀行員の支店長から…
「赤字(粗利益の低い)の現場でも受注するのですか?」
というような質問をされ?
『試算表や決算書が赤字というのは、
人間の身体で言うと、
血が綺麗か汚いか?、
という終わった検査結果の数字ですよ!』
『血が綺麗か汚いかも大切な議論ですが、
血(カネ)がめぐっているかどうかが再生局面では大切なことなので、
赤字(粗利益が低くても)でも受注はします。』
納得がいなない様子で話が通じない。
選択と集中、
粗利益率の低い工事は受注するな!、
そんな電卓コンサルや銀行の指導でどれだけの会社が傾いたか?
製造業でいう稼働率、
製造原価の中の監督の給料は固定費、
そこがわかれば理解できるのだが?
止まった数字を分析するプロには、
どうやって再生局面の数字を未来に向けて変えていく。
なかなか理解できんのでしょうね。
選択と集中、粗利益の低い工事の受注をしない
⇒そして、完工高が落ちる。
⇒販管費や固定的な人件費の割合が増える。
⇒つまり、必要完工高と必要粗利益率が上がる。
そして、経営改善計画書は、
絵に描いた餅になる。
止まった数字や過去の数字しか分析できない。
未来の数字を予測できないアドバイスは、
結果として不幸を招きます。