運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
地方の公共事業中心の建設会社の決算月は5~7月が多い。
したがって…
リスケ中の建設会社のバンクミーティングの開催も8~10月に多くなる。
リスケして2年も3年も経ち、やっと結果が出る企業さんもある。
以前に経営コンサルタントが計画書を書き、実行もできず結果も出ず、
そこから関与して1~2年のセカンドオピニオンの顧問先が何社かある。
≪選択と集中≫
≪粗利益の高い工事の受注≫
≪固定費の削減≫
スタンダードな電卓・分析・作文コンサルの手法である。
製造業でもあるまいし、こんな指導では建設業はもっともっと傾くのである。
止まった数字や過去の数字を机上の空論で推測しても好結果はえられない。
再生・再建が順調にいっている企業さんがある。
2年前にBKさんから…
「もうこれ以上は貸せません」
そこから…
2期連続のV字回復の営業黒字である。
返済も順調に進んでいる。
運転資金も問題なく融資を受けられるようになってきている。
工事の引き当てではあるが…
今度のバンクミーティングから後に言うか?
来年くらいになったら言うか?
「もうこれ以上は返さないでください。」
わくわく期待をしている。
早くこんな時期がきてほしい。
BKさんもお金を貸すのが仕事である。
返済だけが進んでも困るのである。
過去にも何度かBKから言われたことはあるが…
「ちょっと返済のスピードを落としてください。」
「そんなにたくさん一度に返さないでください。」
そうは言われても…
お金とBKさんの怖さをまじまじと知らされてしまった建設会社さん。。。
計画書の返済にプラスして支払うのである。
「もう返済を待ってください。」
そうBKさんから言われる日を夢見て企業さんと頑張るのである。
債権者と債務者。。。
現場では不思議な返済のバランスの力関係が発生します。