運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
2011年1月~12月までの1年間の香川地区の企業倒産状況が公表された。
倒産件数は77件、前年は75件、微増な増加であった。
負債総額は198億円、前年は205億円、過去10年で最少という結果であった。
業種別では、建設業が20件でトップ。
四国の他県と違うのは、建設業倒産が全体に占める割合が30%にみたないのである。
運輸業の倒産件数が大きく増加している。
1件が4件という数字になっている。
卸売業や小売業の倒産件数も増加している。
香川県という町の経済構造を表わしていると思える。
中小企業金融円滑化法の効果は大きかったと思う。
しかし、1年以上の返済猶予企業には効果は薄らいでいる。
資金繰りの改善が見られない中小・零細企業が増えている。
負債総額1億円以下の倒産件数が大きく増加している部分に、
中小・零細企業の息切れが目立って見えてきている。
2012年の倒産件数は、前年を上回ることになるであろう。
どうするのか?
今年1年、自分の会社を?
真剣に考えてみなければならない。