連載番外編 今さら聞けない食事マナー
千葉 海浜幕張のイメージコンサルタント、ビジネスマナー講師 城戸景子です。
経営者のためのビジネスマナー第2回は、ビジネスの基本【時間を守る】です。
「うちの会社は、遅刻する社員が多くて困っているんだよ」
「なかなか期限通りに資料が上がってこなくてね」等々、
時間に関する問題点を抱えていらっしゃるとしたら、
ご自分の時間感覚を見直してみることをお勧めします。
時間感覚をチェックしましょう
■朝は始業時間前に出社していますか?
■飲みすぎた翌日も、普段通りの時間に出社していますか?
■昼の休憩は時間を守って戻っていますか?
■会議は決まった時間に開始していますか?
■会議の終了予定時間を守っていますか?
■客先から帰社する時間が遅れる時は、所在・帰社時間をはっきり知らせていますか?
もしも新入社員や一般社員であれば、遅刻をすれば上司から叱責を受けます。
しかし経営者の場合、遅れたからと言って誰も注意してくれません。
それだけに尚更、厳格な自己管理が必要です。
時間にルーズな経営者の下では、時間感覚に優れた社員は育ちません。
さらにその会社の仕事も同様に、ルーズであると思われても仕方がありません。
経営者にとっての時間感覚は、即、会社の信用につながると心得てください。
さて、では経営者が率先して気を付けるべきなのはどのような場面でしょうか。
代表的な例として、2つの場面を挙げてみます。
1~2分の遅刻こそ要注意!
「客先にアポイントメントをもらって訪問する場合は、そのアポイントメント時間の5分前には
受付に到着するようにしましょう。」
これはビジネスマナー初級です。
*法人向け・個人向けビジネスマナー研修
経営者として肝に銘じるべきは、 “1~2分の遅刻”こそが曲者という事実です。
人間は5分、10分遅刻する場合は、謝罪にも大変申し訳ないという真摯な気持ちが表れます。
しかし1~2分の遅刻の場合は、「少しだけだからいいだろう」「遅れたうちに入らない」と
いう甘えが出るもの。逆に相手の立場からすると、少し遅れるくらいなら、
なぜ時間に余裕をもって来られないのかと思われてしまいます。
道路はもちろん交通機関は、いつ何が理由で遅延が発生するか予想不可能です。
早め早めの行動をお勧めします。
経営者が遅刻することは、そのまま会社の評価を下げるということを忘れずに。
開始時間はもとより、終了時間を厳守する!
会議開始時間になっても、招集したご本人が不在でなかなか始まらないという経験はありませんか?
ある経営者、社会経験も十分な方ですが、
その方が招集する会議は毎回30分遅れ、40分遅れでの開始でした。
メンバーはみなさん他社の方でしたが、ご自分の仕事の時間をやりくりして集合しているわけですから、
たまったものではありません。ある時、業を煮やしたメンバーの1人が、
「みんな忙しいなか、あなたのために集まって来ているのだから、遅れないでほしい」と談判されました。
すると会議の主催者、「だって仕方がないですよ。急ぎの電話が入ったのですから」と。
結局この会議は、徐々に出席する人が減っていき、そのうち自然消滅してしまいました。
当然のことですが、会議を開始する時間は何があろうとも厳守しましょう。
経営者は自分の仕事が最重要という考えの下、これは特別なケースだから許されるという
誤った考えに陥りがちです。しかし、これは大変危険なことです。
最高権力者であるからこそ、率先して見本を示すべき立場であることを忘れてはいけません。
さて、しかしながら開始時間以上に重要なのは、終了時間の厳守です。
日本人は、世界でも時間に敏感な民族であると言われていますが、
終了時間に関してはそうでもないと思われています。
これは例えば、会議が長引くこと、残業が日常茶飯事であることなどを指しているようです。
実際さまざまな会社で、会議の長さが問題点として挙げられています。
○○時から△△時までという予定の会議であれば、△△時という終了時間を守ることも
優れた時間感覚のひとつです。
終了予定時間以降に、違う業務を計画しているほとんどの社員にとって、
会議が長引くことは、そのまま業務が後倒しになることですから、
会社にとって不利益であることは言うまでもありません。
さらに言うなら、終了時間を守るため、「時間だから終わろう」と言えるのは、
その場に出席している最上席者以外にはいません。
会議の終了予定時間を守るという文化を社内で作るには、経営者がやってみせることが一番です。
もちろんこれは、社内の会議に限らず、自社で主催するセミナーや講習会などにも
当てはまることです。
*法人向け・個人向けビジネスマナー研修
時間感覚は信用につながる
『時は金なり』という言葉があります。
忙しい現代社会において、時間はまさに重要な資本のひとつです。
優秀な人間ほど、このことを理解しているが故、時間感覚に優れています。
さらに時間感覚に優れているということは、自分の時間だけでなく、
ビジネスの相手の時間も大事にできる人です。
時間を守る人、時間にきっちりとしている人という信用は、ビジネスをする上で何物にも
代えがたいものです。時間を守ることは信用を築く近道なのです。
さて次回第3回は、名前についてのマナーをお伝えします。お楽しみに!
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ミューズ・ブランディング・アカデミー(株)千葉校 校長