既存住宅状況調査技術者
先日、既存住宅状況調査技術者の講習会に行ってきました。
既存住宅状況調査技術者?・・・
「現代の空き家問題など既存住宅に関わる問題解決には住宅ストックが不可欠。
そのためには中古住宅の流通が絶対的に必要になってくる・・・
しかし中古住宅を査定するために必要な建物状況調査の基本(取決め等)がない!
消費者が安心して中古住宅を検討していただくように制度設計が必要。」
既存住宅状況調査技術者とはこれらを考慮し既存住宅調査に携わる者。
さてどんな講習か?
ここでいう建物状況調査をするための取決めを履修する講習です。
調査をするためには、十分な知識を有する資格者でなければならないらしく。
建築士がこの講習を修了することで既存住宅状況調査を実施できるようになります。
今回、千葉市の中央区官庁街で定員200人でしたがあっという間に埋まり満席。
ちなみに千葉は次回の7/27の建築会館での定員も満席完了!
業界でのこの制度の関心度が伺えます。
今後、新築が減少し既存住宅のインスペクションが増えることは避けられそうにありません。
講習会終了後に50分考査(確認テスト)がありましたが、
8月の結果はどうでしょうか?
私、通るでしょうか?
担当の先生はここにいる方は全員受かりましょうとオッシャッテいましたが・・・
ちなみに
宅地建物取引業法の改正に伴い、平成30年4月から建物状況調査等に関する措置が施行されます。
この法律は「売主・買主が安心して既存住宅の取引ができる市場環境を整備することを目的に、
既存建物の取引に係る 情報提供の充実に関する措置が講じられました。
但し、報酬を得て調査業務を行うことは建築士事務所に属する方のみに限られます。」