専攻建築士の更新
前回、専攻建築士の更新の報告をさせて頂きました。
皆さん、専攻建築士に関しほぼご存知が無いと思います。
今回は専攻建築士の8つの専門領域と一般の建築士との違い「位置づけ」について説明致します。
・・・・・8つの専門領域
『まちづくり』
都市計画を考えたり、まちづくり活動・コンサルタントなど街のデザインの専門家です。
『統括設計』
建物の設計、構造や設備等全体のとりまとめをするプロです。家を建てるとき、まず相談下さい。
『構造設計』
建物の構造設計をします。建物の強さの計算や耐震診断・補強設計の専門家です。
『設備設計』
建物の電気やガス、空調等の設計をしています。ビルの維持管理、省エネはお任せ下さい。
『建築生産』
建築現場の施工管理のプロです。リフォームや見積り等もします。家の普請ならお任せ下さい。
『棟梁』
日本の伝統木造技術を継承し、伝統建築物を設計工事監理及び施工を行う建築士です。
技術の継承のために後進を指導する大きな役割も担っています。
『法令』
建築に係わる法令の策定や建築確認などの審査業務の実績がある一級建築士、 建築士として
法的な立場や建築関連法令の専門家の専門家として支援活動している建築士です。
『教育・研究』
教育機関で建築に関する教育や専門分野の研究開発業務を行っています。
・・・・・一般の建築士との違い
CPDと専攻建築士の概念図
■こちらから全国の専攻建築士が検索できます。
信頼できる建築士へのアクセス ⇒ 専攻建築士検索システム
■ちなみに専攻建築士になるには?
(1)建築士として専攻領域のキャリアが5年以上あること
(2)責任ある立場での実務実績(第三者による証明)が3件以上あること
(3)CPD*単位が直近1年で12単位以上取得していること
*CPD(継続能力開発制度)・・・・・各種講習会の受講やセミナー・見学会・講演会等の参加を始め、
様々な自己の能力開発の実績を記録し、その実績を証明する制度
5年ごとの登録更新/CPD単位が5年間で60単位以上
ちなみに私は・・・『統括設計』
【建物の設計、構造や設備等全体のとりまとめをするプロです。家を建てるとき、まず相談下さい。】
これから5年後の更新に向け日々鍛錬!