瑕疵担保届け出のお知らせが・・・

貝畑勝則

貝畑勝則

また届きました。

瑕疵担保届け出のお知らせが・・・


半期に一度届く、瑕疵担保物件を「引き渡し日ベースで届出しましょう」という書類提出を促すハガキが。

建設関係の方はまた来たか! 

半年、早いな~と思っている事でしょう・・・





そもそもこのハガキの趣旨は引渡した物件の瑕疵担保保険手続きを間違いなく行っているかの確認!

お引渡ししたお施主様の瑕疵担保10年の保険手続きを忘れていないどうかチェック?

つまり2重チェック!


ちなみに国土交通省の基、国土交通大臣に指定された住宅瑕疵担保責任保険法人は下記の5社。
 
○株式会社住宅あんしん保証
  
○住宅保証機構株式会社
 
○株式会社日本住宅保証検査機構
  
○株式会社ハウスジーメン
 
○ハウスプラス住宅保証株式会社


そもそも、

引き渡したお施主様の瑕疵担保データがこの5社から直接国交省に間違いなく上がれば良いのだが?

半期に一度、全国の建設業者と宅建業者にはこのハガキと保険契約締結証明書などなど届きます。

そうすると期日(2週間以内)までに届いた書類に捺印し添付書類を加え郵送するのです。

豊洲問題ではないが問題視されるのが、この二重チェックにどれだけ見えないお金が動いているか?

無駄では?


しかも裏面に「新築住宅を引渡さなかった場合でも0戸の届け出が必要です」とあります?

0戸でも届け出? 必要か?

 
更に届出を行わないとどうなるのか?

「住宅瑕疵担保履行法により基準日(3月31日、9月30日)の翌日から50日経過した日から新たに請負契約

や売買契約をすることが出来ず、これに違反して契約をすると、1年以下の懲役か100万円以下の罰金、

その両方に処せられ届出しない場合や虚偽の届出を行った場合は50万円以下の罰金が科されます。」



弊社は住宅保証機構の「まもりすまい保険」以下内容に加入していますが・・・

*住宅の構造耐力上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分が対象です。

*設計施工基準に基づき、工事中第三者による現場検査を実施します。

*業者倒産時にも対応し、住宅取得者さまに保険金が支払われます。



住宅取得者の立場になった時、やはりココが足りなく問題なのではないかと思います!

『すべての新築住宅は「住宅品質確保促進法」により、10年間保証されます。』

10年だけでいいか?

住宅ローンはその後まだまだ先まで続くのに?


そんな弊社では瑕疵担保の延長保証としてプラス15年とし建物25年保証を基本としています。

この25年保証とは別でアフターメンテナンス(メンテナンスファイル)が入ります。

ちょっとだけご安心ください!


私自身

一番問題に思うのは近年のこのような瑕疵担保などの制度の多さ!

良い建物を造るという根本的な精神を削ぐような制度の多さ!

今回の瑕疵担保は建設業、宅建業向けの義務付けで、提出義務書類のほんの一部にすぎない。


設計事務所としては設計監理業務に関する重要事項説明書や業務報告書等々。


施主保護の基、本来の本質であるルールで締固められ・・・

住宅造りの本質が曇りかけているのでは?




☆★☆★☆いつもご覧頂き有り難うございます ☆★☆★☆

【 失敗しない・後悔しないための、楽しい家造りのお手伝いをさせて頂いております。 】

● 低コストで『人にも建物にも優しい〝本当の健康住宅!〟』を中心に快適な次世代住宅
  の建築から、リフォームまで住宅に関する全てのニーズに自由設計でお答え致します。

■ カイハタ建設ホームページ  http://www.kaihata.co.jp/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

貝畑勝則
専門家

貝畑勝則(一級建築士)

有限会社カイハタ建設/カイハタ建設一級建築士事務所

私たちが作るのは、人にやさしい、建物にやさしい、健康住宅です。構造内部の空気を24時間循環させるエアブレス工法で、カビやダニ、結露の防止し、花粉やアレルギーも軽減。住宅の寿命も大きく伸ばします。

貝畑勝則プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人にも建物にも優しい真の健康住宅をつくる一級建築士

貝畑勝則プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼