保育園の園長の考え方や、園の方針が合わない場合の対処法
結婚・出産を機に保育士を辞めたが、そろそろ復帰したいという方へ。
保育士に戻るか、それとも別の仕事をしようかと迷っていませんか。
一般企業で働いてみたいという方、例えば子どもがいて事務職が未経験だとすると、会社に採用される可能性はかなり低いです。
理由は企業側に立って考えてみると一目瞭然です。
仕事が出来るかも分からないのに、子どもがいるからいつ休むか分からない、あるいは結婚しているから採用後に妊娠してすぐに育休を取ることになるかもしれない。
企業はそういう人材を積極的に採用したいと思いません。
ここで大事なことは、どこを狙っていくと採用されやすいのかということです。
保育士に復帰か、それとも異業種に挑戦か。
二通りのベストな復職の選択をお伝えします。
子育て経験が活きる保育現場
結婚していて、子どもがいる場合、保育園や幼稚園を視野に入れてみるといいですね。
何故かというと、我が子を育てた経験から、保育に余裕が生まれるからです。
実際に子どもと生活を共にすると、保育園で仕事をしていたときには分からなかったことが沢山見えてきます。
例えば、「保育園と家庭での子どもの姿の違い」や「子どもの成長の段階」等です。
我が子としっかりと向き合っていく中で、子どもの成長段階や関わり方を深く学ぶことが出来るので、その経験が保育士としてさらに活きていくのです。
また、子どもとの関わりだけでなく、保護者との関わりにも、自分の育児経験が活きてきます。
実際に、今までは「新米の先生は頼りない」等と言われていたけれど、「子どもがいる先生なら安心して任せられる」と言われるようになります。
「子どもがいる」という肩書が保護者に安心を与える面は必ずあります。
また、自分が保護者の立場に立って考えられるようになるという側面もあるため、保護者からの信頼が得られやすくなります。
つまり、保育をする上では子育て経験があるということは、プラスになることが多いことが分かります。
そして、保育士業界は常に人手不足の状態にあるため、すぐに復職できるといったメリットがあります。
子どもがいる人でも正職員として採用するといった保育園も結構あるので、普通に近所のスーパーで働くよりも年収が上がります。
以上の観点から、復職をするなら、保育園を選択することをお勧めしています。
もし、「もう保育をするのは嫌になった」という方がいるのなら、本当に保育が嫌になったのか、何が辛かったのかを自分の心の内に聞いてみてください。
本当は、今まで勤めていた保育園が辛かっただけだということもあります。
先輩や主任と合わなかったり、保育方針が合わなかったりしたのかもしれません。
自分が何に合わなかったのかを振り返ってみて、自分に合う保育園を探せば良いのです。
保育士の転職サイトでは、キャリアアドバイザーがあなたに向き合い、あなたに合う保育園を選び出してくれます。
一人で不安に思っている方は、まずは転職サイトに相談してみてはいかがでしょうか。
異業種への挑戦は契約社員枠を狙う
もう保育から離れて、一般企業にどうしても入りたいという方もいらっしゃるでしょう。
上記でも説明したように、子どもがいて未経験職を希望している場合は、採用されづらいです。
そこで狙うべきは、契約社員です。
それも後々正社員として採用も可という所を狙うと良いでしょう。
このような契約であれば、特に子どもが小さいうちは契約社員として働き、子育てが落ち着いたところで正社員にしてもらうということが可能になります。
しかし、一般企業に入るにあたり、タイピングスキルが必須になってきます。
特に重要なのは、WordやExcelが使いこなせるということよりも、ブラインドタッチが出来ることです。
最低限のタイピングスキルさえあれば、あとは職場で覚えていけば十分なので、タイピングが苦手な方は文字を打つ練習をしましょう。
まとめ
- 保育士を辞めたが、復職するなら保育士がベスト
- 子育て経験が保育士としての余裕を生み出す
- 子育て経験があると、保護者からの信頼を得やすい
- 保育士業界は人手不足のため、子持ちでもすぐに復職しやすい
- 自分に向き合って、自分に合った復職先を見つけよう
- 一般企業に勤めたいなら、タイピングスキルを向上させよう
- 一般企業の狙い目は契約社員