保育園の園長の考え方や、園の方針が合わない場合の対処法
保育士を辞め一般企業に転職すべきか?
こう悩む男性保育士はいると思います。
- 薄給続きが予想される
- キャリアモデルの欠乏
- サラリーマン未経験に対する不安
これら男性保育士が仕事でぶつかる3つの悩みを混じ、男性保育士の転職についてお話します。
3つの悩みから見る男性保育士の将来への不安
これからは私や私の周りが実際に経験し、悩んだ冒頭の3つの悩みを具体的にお話します。
①薄給続きが予想される
保育士は給料が少ないというのは周知の事実ですが、厳しいことは昇給しない現実です。
当時私の保育士での年収は新卒で約240万。
保育士はこの給与水準がずっと続きます。
②キャリアモデルの欠乏
また、男性保育士が増えてきているとはいえ、まだまだ少数派な存在です。
現時点で20年、30年続けている男性保育士はそうそう見当たりません。
薄給続きに加え、自分が将来どうなるかが全く見えない状況はとても不安でした。
③サラリーマン未経験に対する不安
そんな時の比較対象は、サラリーマンである同級生でした。
スーツを着て仕事へ行き、仕事帰りに同僚と飲みに行く姿。
一方自分はエプロンをし、慣れないピアノや壁面装飾、子どもの世話をしている。
名刺交換おろか、名刺も持ち合わせていない。
自分は給料が安く、将来どんなポジションで仕事をしているか見えない、社会的な一般常識も身につかない。
このように金銭面、仕事面、将来性、全ての不安を抱えている状態の男性保育士は非常に多いと推察します。
このモヤモヤした悩みがあるならば、どうにか解決しなければなりません。
一般企業に転職or株式会社の保育園を狙う
一般企業→保育士以外の仕事を経験することが出来、保育士に戻ってもその視点が活きる
株式会社の保育園→他部署に異動することで保育以外の道も開ける可能性が有り、キャリアプランも明確
保育士に魅力を感じているのであれば酷かもしれませんが、3つの悩みに直面しているのであれば、一度は一般企業への転職を勧めます。
私は結果として保育士には戻りませんでしたが、保育士目線だけでなく、様々な業種で働く親目線での視点が養われました。
例えば保育士時代、お迎えの前に買い物をしてくる親御さんを見ると「先にお迎えをしてからにしてほしい」と思っていましたが、それも保護者にとっては厳しいお願いだったと気がつきました。
保育以外の業界を知らずにいれば、世間知らずのまま年齢だけ重ねていたと思います。
また、保育士から他業種への転職が出来るのかという心配があるかと思いますが、粘り強く転職活動を続ければ大丈夫です。
離れる人が多いことは残念な話でもあるわけですが、私自身が転職できましたし、多くの友人が保育を離れて別の仕事をしています。
一方で「保育士は続けたい」強い気持ちの人に対しては、株式会社の保育園への転職を勧めます。
株式会社の保育園だからといって給料が高いということはありません。
ただ、株式会社の場合は部署変更などで別の仕事に取り組むチャンスがあります。
例えば、保育士として採用されたが、人事(採用)の仕事に異動した。
パソコン等事務作業が評価され、経理や総務の仕事専属になった。
同社の保育士とは違う仕事を見ることで、多様なキャリアプランがあることに気付けることが大きいです。
またこれは大手に限りますが、一族経営が多い社会福祉法人とは違い、主任、園長などの管理職に昇進しやすいメリットもあります。
保育園でも自分が40代、50代、60代になったときのイメージが沸きやすいでしょう。
まとめ
- 男性保育士のよくある悩みは次の3つ「給料が安い」「キャリアモデルが見当たらない」「サラリーマン未経験に対する不安」
- 可能であれば、広い視野を身につけるためにも一度は一般企業で働くべき
- 保育士にこだわるならば、昇進や異動が狙える株式会社に転職