保育園の園長の考え方や、園の方針が合わない場合の対処法
この記事では
・保育士に向かないと言われた時どうするべきか
・そもそも保育士に向かない人はいない理由
これらを保育士本来の役割を踏まえて解説しております。
保育士に向いていない人はいません
私は【親に向かない人はいない】という根拠の元、【保育士に向かない人はいない】と考えています。
そもそも保育士との仕事とは「親の代わりに子育てをする」ことです。
児童福祉法の第24条を要約すると、保育園とは
【何らかの理由によって十分な保育が受けられない、乳幼児を対象として保育を行う児童福祉施設】です。
この条文に従うと、親が仕事をしている時間帯に、親に代わって子育てをする施設が保育園、子育てをする人が保育士となります。
親は本当に色んな親がいますよね。
明るい親、寡黙な親。 社交的な親、内向的な親。 細かい親、大雑把な親。
どの人にもそれぞれの性格や雰囲気の良さがあり、こう考えると、親に向かない人はいません。
同様に保育士に向かない人もいないという話です。
また、明るくはきはきしていて、丈夫でピアノも上手で気も配れてと言った、大まかな大衆のイメージは理想論に近くなりやすく、現実的ではないので目指す必要は全くありません。
実際に明るくハキハキが正解ではないと感じた、私の子どもが通う保育園での進級後の話です。
前の担任はニコニコ笑顔で、かつ、元気のタイプ。
対して、新しい担任はニコニコ笑顔ではあるもの、静かに優しく子どもを見守るタイプ。
どちらかといえば、前の担任の方が強く惹きつけるものを感じる人は多いと思いました。
しかし、そんな新しい担任の魅力をひしひしと感じた出来事が起きたんです。
進級後の環境の変化から、子どもが朝になると「幼稚園、いきたくない」と幼稚園を嫌がるようになりました。
その様子を心配した新しい先生が、丁寧に話を聞き、毎日恐竜好きの次男のために恐竜の話をしてくれました。
少しずつ、確実に次男のことを理解してくれた先生のことを日に日に大好きになり、その年度末にはその先生のことが本当に大好きになっていました。
最初の印象だけで向いている向いていないと考えてはいけない、良い例だなと思いました。
【責任感】と【自信】は後からついてくる
保育士に本当に必要なのは「責任感」と「自信」です。
責任感がないと子どもが大きな怪我をしやすくなり、その怪我をしっかりと親に伝えることがおろそかになってしまいます。
保育士の方は分かると思いますが、建前上は子どもをお預かりしてから、心身の健康と安全を守って保護者にお返しする。これが基本です。
保育士に求められるのは子どもに怪我をさせないことではなく、大怪我を避けることと、小さな怪我を把握することです。
もう一つ「自信」を持って保育をするということ。自信があれば、保護者は認めてくれます。
自信がない先生は保護者からの「今日のうちの子、どうでしたか?」という一言にもビクついてしまいます。
結果的にモジモジしてしまい「この先生、大丈夫かしら」と心配されてしまうのです。
これはもともとの性格の問題ではなく、仕事に対する自信のなさの表れです。
そしてこの自信は、経験年数を重ねていけば確実に身につきます。
子どもの考えていることがわかるようになりますし、子どもが喜ぶこともわかるようになります。
自信がついて保護者とのやり取りも自信を持って行えるようになります。
「保育士に向いていない」は「その園に向いていない」かもしれない
「あなたは保育士に向いてない」これを言ったのが誰か?
そしてどのくらいのトーンか?細かい状況はわかりません。
しかし、いずれにしても簡単に口に出して良い言葉ではなく、夢を持って学び、一生懸命仕事を覚え、頑張っているあなたに対し、「向いていない」というのは、今までの努力を全否定する言葉です。そんな人の元で働くことはないと思います。
これを言われたら、即刻、別の保育園への転職を検討しましょう。
そもそも、ここでいう向いている向いていないというのは、その保育園に向いていないかもということです。
保育園にはそれぞれのカラーがあります。
外遊びをたくさんする保育園だったり、製作活動に力を入れている保育園だったり、自由遊びが中心の保育園だったり。
それぞれ特徴があるので、例えば運動が凄く得意な先生にとっては、製作活動や室内での活動に力を入れている保育園はあまりしっくりこない。ということが起こります。
合わない=保育士は向いていない。とは簡単に考えず、転職をして保育士を続ける方法を検討してください。
まとめ
・親に向かない人がいないように、保育士に不向きはない
・保育士に必要なことは責任感と自信
・「向いていない」と言われたなら転職すべき
ほいくのおまもり
ほいくのおまもり転職版
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