保育園の園長の考え方や、園の方針が合わない場合の対処法
保育士が年度途中で辞めようとすると
・自分の受け持っているクラスの責任感から自分を責めてしまう
・退職を伝える勇気がない、タイミングが分からない
・退職の理由が理解されないかもしれない
・年度途中で退職すると、再就職できなさそうで怖い
・収入が途絶えるのが怖い
このように、年度途中で退職を考える場合、様々な不安を抱えると思います。
今回は年度途中で辞めて良い理由と、退職後を考えた退職の仕方について解説します。
本題に入る前に、今一度辞めたい理由の整理してみましょう。
なんとなく面倒になった等、こういった理由が背景にある場合は年度途中で仕事をやめるべきではありません。
次の就職先も決まりにくいですし、次また同じようになる可能性がありますので、もう少し頑張ってみましょう。
他の先生や園長からいじめられている、残業や持ち帰り仕事が大変、体調を崩してしまい限界であるといった、正当な理由であれば、年度途中にただちに辞めても問題ありません。
年度途中の退職は全く問題なし。次の転職先を決めてから意志を伝える
例え園とこのような約束をしていたとしても、最低2週間前に退職の意志を伝えれば、退職することができます。
・年度途中の退職は認めない。退職する場合は年度末とする
・退職する3か月前には退職の意志を伝える。でなければ退職できない
最低2週間前というのは法律で決まっていますので、これを破る約束は法的に無効になります。
その上で、今の職場に迷惑がかかること、子ども達のことを考えてしまう方も多いと思います。
しかしながら、厳しい話になりますが自分の身は自分しか守れません。
そして、自分の身も守れない人には、他人の役にも立つことはできません。
無理をすれば二度と保育ができなくなるぐらいの危機感を持ち、心に負担やダメージがあるならば、少しでも早くそこから立ち去ること、環境を変えることを考えるべきです。
他人より自分を優先し、自分のことを一番に考える。そのことを何よりも大切にしてください。
極端に精神的に追い詰められている方はまずは休むようにし、それから次を考えましょう。
それ以外の方は、まずは転職先を探してから退職の意志を伝えるプロセスをおすすめします。
退職すると収入が0円になりますから、生活費などお金の問題が発生します。
これが退職に関わる大きな不安要素になりますので、まずは解消しましょう。
転職サイトを利用しながらであれば、働きながらでも無理なく転職が可能です。
また、年度途中で退職しても、転職・再就職は可能です。
しっかりとした退職理由が説明できれば、年度途中で辞めても再就職できます。
転職サイトを利用してキャリアコンサルタントに相談すると、上手な説明の仕方も一緒に考えてくれますので、是非利用しましょう。
退職の意志を伝えるタイミング、相手、理由
1ヶ月前くらいを目処に、直属の上司に「一身上の都合で退職する」と伝えましょう。
職場に辞めることを伝えるタイミングは、民法に則るのであれば最低でも2週間前までです。
ただし、2週間前では保育園側も「困る」と抵抗することが予想されます。
争いを避けるのであれば、1ヶ月前くらいが現実的です。
また契約期間に定めがある場合は満了までやめることができないとされています。
しかし、『やむを得ない事由がある場合は、各当事者は直ちに契約を解除することができる』となっています。
いじめや体調不良はこのやむを得ない事由に該当します。
就業条件を確認し、退職の意志を伝えるタイミングを決めるようにしてください。
退職を伝える相手に関しては、上司の顔を立て、順序を守ったほうが妥当です。
ほとんどの方は全体をみている主任や、学年主任などになるでしょう。
退職理由については「一身上の都合」ということで具体的に話す必要はありません。
こちらも法律的には問題ないのでご安心ください。
下手に理由を話すと、「改善するから続けてほしい」と引き止めにあってしまい、辞めにくくなります。
淡々と辞める流れをおすすめします。
まとめ
・年度途中で退職しても、法律的にも社会規範的にも問題はない
・次の転職先を決めてから退職の意志を伝える
・1ヶ月前くらいを目処に、直属の上司に「一身上の都合で退職する」と伝える
・色々な思いや葛藤、不安もあるが、まずは自分を1番に優先し、行動する
ほいくのおまもり
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