皮膚バリア機能低下とアトピー性皮膚炎
「皮脂欠乏性湿疹」は、「乾皮症」「ドライスキン」「乾燥性湿疹」などとも呼ばれ、皮膚表面の皮脂膜が欠如し、角質の水分も減少して、乾燥を生じてしまう病気です。小型の鱗屑が多数みられます。
さらに、皮脂分泌の減少、セラミドや天然保湿因子の減少に伴い、バリア機能の低下がみられます。
特に高齢の方は、ドライスキンになりやすいため、日頃からのケアが大切になります。
漢方では、皮膚の正気不足を原因の基本とし、気、血、津液、精を補う治療をしていきます。
瓊玉膏、麦味地黄丸、六味地黄丸、当帰飲子、四物湯、八珍湯・・・等々、多くの処方が用いられますが、アトピー性皮膚炎同様、その方の皮膚の状態や体質、悪化条件、随伴症状などから、きちんと漢方的に判別し、的確な処方をセレクトすることが、治療の早道となります。
~日本人に合った身体にやさしい漢方薬~
元気堂薬局
日本東洋医学会会員 日本薬局製剤研究会講師 五臓漢方研究会会長
薬剤師・国際中医師・整体師 大串一稔
〒273-0002 千葉県船橋市東船橋4-33-1
TEL 047-426-2076
FAX 047-426-0382
http://www.kanpo-genkido.co.jp/