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ヒートショック予防のリフォーム例をご紹介

鶴谷保文

鶴谷保文

 寒い日が続いており、雪かきの大変な人も多いことと
思います。テレビの健康番組でも「ヒートショック」を
テーマにしたものを、最近随分見かけるようになりました。
 本コラムでは、第3回目になりますが、今回はヒートシ
ョック予防のためのリフォームについて、ご紹介したいと
思います。

浴室暖房

 浴室暖房乾燥機は、入浴前の予備暖房機能のほか、カビ
の発生や臭いを防止する機能を備えており、ヒートショック
対策の一つとして検討されてもいいと思います。壁掛け型、
天井取付型、ビルトイン型など価格も様々です。

浴室のリフォーム

 ヒートショック対策で浴室暖房乾燥機を付けても浴室の
造りによっては、予備暖房による効果が期待できない場合
があります。
 浴室の暖房効果を妨げる要因には、次のようなものが
あります。
 ・窓が大きい。 ・浴室面積が大きい。
 ・タイル貼りの面積が大きい。
 ・浴室の密閉性や断熱性が悪い。
 ・浴室が北側にある。
 これらの場合は、ユニットバスの導入など浴室の
リフォームも合わせて検討する必要があります。

水廻り

トイレの暖房

 日本家屋では、トイレも北側にある場合が多く、
冬場のトイレも室温が低下するため、ヒートショックが
起こりやすい場所です。
 トイレの暖房器具には、次のようなものがあります。
  ・電気温風機: コンパクトなサイズの製品も発売
          されています。
  ・室内暖房機能付ウォッシュレット: ウォッシュレット
                本体から温風が出るタイプ。
  ・暖房便座: 座るときの冷たさがなくなります。
 厳寒の時期を迎え、浴室やトイレを始めトータルリフォームなど
について、ご検討してみてはいかがでしょうか。 
 

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鶴谷保文
専門家

鶴谷保文(建築家)

つるや建築工房株式会社

新築直後に喜んでもらえるよりも、1年住んでみて、季節ごとに新しい発見がある、喜びが見つかる家づくりを心がけています。暮らし向きを聞きながら、メンテナンスを加えて満足度を高めるようにしています。

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