中国製のルーター TP-Link を使うリスク 

北山豊

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テーマ:知っておくとためになる情報

TP-Linkという中国の通信機器メーカーをご存知でしょうか



パソコンは国産ブランドがいいと思う方へ知ってほしいこと。

2020年8月に書いた上記のコラムはたくさんの人にアクセスいただいておりますが、ここに記載の通りNECや富士通のPCのは中国資本になっているという事実がありますが、今回はルーターのお話です。
TP-Linkは最近では大手家電量販店でも売り場面積が大きくなった印象があります。アメリカでも多くのシェアを握っているようですが、やはり中国企業ということで怪しい疑惑の懸念がつきまといます。


先日、米国政府が国家安全保障上の懸念でTP-Linkを調査をするというニュースがありました。
記事によると中国のハッキング組織が大規模な侵害されたデバイスのネットワークを制御しており、その大半がTP-Linkルーターとのことです。

Investing.com の記事 ↓ 


米国政府、国家安全保障上の懸念でTP-Linkを調査


そもそも中国の企業は国家の軍事・情報収集に協力することが義務付けられているので国家から指示があると逆らうことができません。現在の情報社会の通信インフラであるルーターを牛耳ってしまえばサーバー攻撃や不正アクセスなど難しいことではないでしょう。

実際にTP-Linkが関連する事件が数多く報告さてれいます。
後藤PC塾:プロが伝えるパソコン教室 さんのYoutubeチェンネルで詳しく解説してましたのでご興味ある方はぜひ御覧ください。

【有名メーカー】世界シェアNo.1のルーターが使用禁止!?【日本は大丈夫か?】

後藤PC塾の動画によるとBCNランキングで日本でのTP-LinkのWiFi6対応ルータのシェアは48.9%のようです。ちなみにBUFFALOが24.1%、NECが13.8%、エレコムが11.7%で主要な日本メーカーを合わせた同等なシェアをTP-Link一社がすでに占有しているという事実です。
しかも日本ではアメリカのような警戒が今のところ全くされていません。

TP-Linkの日本のサイトでは

私たちは米国カリフォルニア州アーバインに本社を置くグローバル企業です。


と記載してますが、中国深圳の企業であることは間違いありません。
それでも使用するかしないかは、あなた次第。
少なくとも国家組織や地方自治体は使うことを避けるべきでしょう。

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北山豊(パソコンサポート)

アイピーコンフィグ株式会社

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