初めまして!
皆さん、こんにちは!
あおもり働き方研究所の保坂です。
9月に入り、一気に秋めいてきましたね。夜も涼しいので、エアコンなしで眠りにつけるようになりました。
秋は「食欲の秋」「運動の秋」、そして「読書の秋」
私は小さい頃から、本を読むのが好きで、マンガも小説もビジネス書も気になると買わずにはいられない本の虫。
好きが高じて、2年ほどとある会社の在宅勤務社員として、月に30~50冊のビジネス書を読み、経営者にレポートするという仕事をしていたこともあります。
今も書物に関する仕事をやらせてもらっています。
そんな本の虫の私が読んだ、おすすめの本をこれからご紹介していきたいと思います。
私の専門である「女性活躍」「現場」について、盛り込まれた1冊。
「現場女子 輝く働き方を手に入れた7つの物語」遠藤功著 日本経済新聞出版社
(実は一回購入して、たぶん売ってしまったみたいで、また改めて購入しました)
いわゆる「女性活躍」の指南本やインタビュー本は、人事や総務、営業など比較的女性活躍が進みやすいと言われる部署の女性を事例に取り上げているものが多いのですが、
この書籍は「現場」で働く女性たちにスポットを当てた珍しい本です。
実際、私もこの本を購入したときは「整備女子」の単語を見て、購入したのを今でも覚えています。
著者である遠藤さんが7人の女性それぞれに、仕事内容や今に至る経緯、仕事をして楽しかったことや悔しかったことなど、フランクにインタビューしています。
2012年に発刊された書籍ですが、その時既に「男性社会が色濃く残る【現場】という目線で、女性活用の可能性、現実的な障害や課題を考えてみることが、日本流の女性活用の突破口になるのではと考えています。」と提起されています。
7人の女性へのインタビューももちろん興味深いものなのですが、本書ではまとめとして
会社がやるべきポイントと女性側がやるべきポイントの2つが挙げられているのが特徴です。
この本が好きなのは「会社が~しなさい」「会社が~配慮しなさい」と会社側にだけ求めているのではなく、女性側にも「どのような心構えが必要になってくるのか」を説いているところです。
特に女性へのポイントでは、「現場に通用するプロ意識を持つ」ことが重要であり、そこには男女の別はなく、仕事に対してオーナーシップを持ち、継続的な努力で任務を遂行し、結果を出すことと述べられています。
しかし、なんでもかんでも背負い込むということではなく、人を巻き込み、チームを作ってお互いに助け合い、成果を出していく。
そのためには女性の力が必要なのだと本書では述べられています。
秋の夜長にお読みいただければ幸いです。
私も部屋に積まれた本を一冊でも多く読みたいと思います。