百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」は読みました？

私は本をそんなに多く読む方ではないですが、時間のある時はなるべく本を読むようにしています。先月、今年の本屋大賞にもなった百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」を読んだのですが、これが最高に面白かったですね！

この話は出光興産の出光佐三さんをモデルに書いたお話ですが、その生き方に心底惚れ込んでしまいました。この主人公は自分の信念に基づき、たとえ四面楚歌になろうとも決して屈することのない人でした。そして超巨大な海外の石油会社に対して戦争で負けた日本の小さな石油会社が勇敢に戦いを挑んでいきます。

企業のトップとしての主人公の社員に対する愛情も素晴らしいですし、その主人公の期待以上の働きを見せる社員たちの姿も感動しました。戦後の混沌とした日本の中で、決して光を見失うことなく、日本人としての誇りを信じて生き抜いたその生涯。そして驚いたことに出光佐三さんの原点が秋田の八橋の油田にあったことを知り、さらに嬉しくなってしまいましたね。

この作者の百田尚樹さんという方は、元々は放送作家だったようです。その為か、本を読むとその現状が頭の中でとてもイメージが付きやすく感じます。私の様に読書量が多くない人でも簡単に読めると思います。お恥ずかしい話、私は本を買っても最後まで読めない本もいくつもあります。

有名な作家さんの本でも理解力と読解力が足りないせいか、本の面白さを感じられない時があるんです。でもこの本は非常に読みやすかったですよ。特に男の人には最高だと思いますね。なんかこう古臭い考えかもしれませんが、人として・・・、男として・・・、日本人として・・・、経営者として・・・、今の自分はどうかなって考えさせられます。もし読んでなければ、ぜひ読んでみてください。

武蔵哲貞
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