知らないと危険!グミの虫歯リスク!!

荒川大輔

荒川大輔

テーマ:院長の独り言

こんにちは。名古屋市港区にあります、オリーブ歯科こども歯科クリニックです。

「グミはよく噛むから顎の発達に良い」
「飴より虫歯になりにくそう」
「健康的なおやつだから安心」

そんなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

確かに、よく噛むことは咀嚼機能や顎の発達にとって大切です。
しかし、その一方で見落とされがちなのが「虫歯のリスク」です。

実はグミは、食べ方によっては飴と同じくらい虫歯のリスクが高いおやつなのです。

その理由は、砂糖や水あめを多く含んでいることに加え、歯に付着しやすく、お口の中に長く残りやすい性質があるためです。
歯の表面や歯と歯の間に残った糖分は、虫歯菌の栄養となり、酸を作り続けます。

ここで知っていただきたいのが、「ステファンカーブ」という考え方です。

私たちのお口の中は通常、中性に保たれています。
しかし糖分を摂ると、虫歯菌が酸を作り、お口の中のpHは急激に低下します。
歯はpH5.5前後を下回ると、表面のミネラルが溶け始める「脱灰」が起こります。

その後は、唾液の働きによって30~60分ほどかけて少しずつ回復し、歯は再び修復されていきます。
ところが、この回復途中にもう一粒グミを食べると、お口の中は再び酸性になります。

これを繰り返すことで、歯が修復される時間よりも溶けている時間が長くなり、
虫歯のリスクは大きく高まります。

つまり、虫歯は「何を食べるか」だけではなく、
「何回食べるか」「どれくらい長い時間お口の中に糖があるか」が非常に重要なのです。

グミは、勉強やゲーム、動画を見ながら少しずつ食べ続けてしまいやすいお菓子です。
この「ダラダラ食べ」こそが、虫歯リスクを高める大きな原因になります。

大切なのは食べ方です。

おやつは時間を決めてまとめて食べること。
食べ終わったら、それ以上ダラダラ食べ続けないこと。
これだけでも、お口の中が酸性になっている時間を短くすることにつながります。

また、「歯みがきをしているから安心」と考える方もいらっしゃいますが、歯みがきだけで虫歯を完全に防ぐことはできません。

フッ素や歯みがきは虫歯予防に非常に重要ですが、それ以上に砂糖がお口の中にある時間が長く、摂取する回数が多ければ、歯の修復が追いつかず、虫歯のリスクは高くなります。

だからこそ、虫歯予防では「歯みがき」だけではなく、「食べ方」を見直すことが欠かせないのです。

当院では、虫歯の予防だけではなく、「噛む」「飲み込む」「鼻で呼吸する」といった口腔機能の発達も大切に考えています。
お子さまの健やかな成長には、お口の環境と毎日の食習慣の両方が大きく関わっています。

もうすぐ夏休みです。
家で過ごす時間が増え、おやつを食べる機会も多くなる季節です。

この機会に、ご家庭のおやつ習慣を見直してみませんか。

見直していただきたいのは、おやつの「種類」だけではありません。
「食べ方」も非常に大切です。

虫歯になりにくいおやつを選ぶことも大切ですが、それ以上に、時間を決めて食べること、ダラダラ食べをしないことが、お子さまの歯を守ることにつながります。

当院では、お子さま一人ひとりのお口の状態や生活習慣に合わせた食習慣のアドバイスも行っています。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

私たちは、お口の健康を通して、お子さまのより良い人生をサポートしてまいります。

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荒川大輔
専門家

荒川大輔(歯科医師)

オリーブ歯科こども歯科クリニック

保険診療から先進的な自由診療まで幅広く対応、家族全員で通える地域のかかりつけ歯科医院です。全身の健康に悪影響を及ぼすお子さんの口腔機能発達不全症の治療に県内外から多くの患者様が通院しております。

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