金属アレルギーの患者さんにこそ、正しい選択肢を。
こんにちわ。名古屋市港区のオリーブ歯科こども歯科クリニックです。
認知症になりたくない。
いつまでも元気でいたい。
子どもには集中して勉強できるようになってほしい。
これは世代を問わず、多くの方が願うことではないでしょうか。
では、そのために何が大切なのでしょうか。
運動でしょうか。
栄養でしょうか。
睡眠でしょうか。
もちろん、そのすべてが大切です。
しかし私自身は歯科医師として、そこにもう一つ重要な要素があると考えています。
それが「口腔機能」です。
歯科医院が脳の話をすることに違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし近年の研究によって、お口の健康や口腔機能は、単に食べるためだけのものではなく、全身の健康や脳の働きとも深く関係している可能性が見えてきました。
例えば、「噛む」という行為です。
私たちは毎日当たり前のように食事をしています。
しかし咀嚼は、単に食べ物を細かくするための作業ではありません。
舌、唇、頬、顎の筋肉、歯、顎関節が複雑に連携しながら行われる高度な運動です。
そして研究では、咀嚼によって脳の活動が活発になり、脳血流が増加することが報告されています。
私はこの事実を非常に重要だと考えています。
なぜなら、人間の脳は使わなければ衰えるからです。
体の筋肉と同じように、脳にも適切な刺激が必要です。
食べること。
話すこと。
飲み込むこと。
呼吸すること。
これらはすべて、お口を介して行われています。
つまり口腔機能は、脳と身体をつなぐ重要な入り口なのです。
さらに近年、脳科学の分野では「グリンパティックシステム」という仕組みが注目されています。
これは睡眠中に脳内の老廃物を除去するシステムです。
認知症との関連が指摘されるアミロイドβなどの物質も、この仕組みによって排出される可能性が研究されています。
そして、その働きには質の良い睡眠が欠かせません。
ここで私たち歯科医師が注目しているのが「呼吸」です。
口呼吸。
舌の位置。
気道の広さ。
噛み合わせ。
飲み込み方。
これらは睡眠の質に影響を与える可能性があります。
また近年では、呼吸によって生じる圧力変化が脳脊髄液の循環に関与している事が報告されています。
まだ解明されていないことも多くあります。
しかし私は、
呼吸
睡眠
咀嚼
この三つは脳の健康の土台であると考えています。
そしてこの考え方は、ご高齢の方だけの話ではありません。
私たちが取り組んでいるオリーブスマイルプログラムでも、呼吸や睡眠を非常に重視しています。
なぜなら、お子さんの発育にも深く関係しているからです。
近年では、
口呼吸と睡眠の質。
睡眠時の呼吸障害と集中力。
睡眠不足と学習能力。
これらの関連について多くの研究が行われています。
私たちも診療の中で、
朝起きられなかったお子さんが元気に登校できるようになった。
集中が続かなかったお子さんが落ち着いて授業を受けられるようになった。
食事が苦手だったお子さんがしっかり噛めるようになった。
そうした変化を数多く経験しています。
もちろん、それらの変化をすべて脳血流や脳脊髄液循環だけで説明することはできません。
しかし私は、そこに確かな関連があると感じています。
なぜなら、呼吸が改善し、睡眠が改善し、口腔機能が改善した結果として、お子さんたちの表情や行動、生活そのものが変わる場面を何度も見てきたからです。
同じことはご高齢の方にも言えると考えています。
しっかり噛める。
しっかり食べられる。
人と会話できる。
質の良い睡眠がとれる。
こうしたことが認知機能や健康寿命と無関係であるとは、私には思えません。
私たちはお子さんの口腔機能発達とご高齢の方のオーラルフレイル対策を同じ医院で行っています。
一見すると全く違う分野に見えるかもしれません。
しかし私たちから見ると本質は同じです。
人生の最初から最後まで、
よく呼吸し、
よく眠り、
よく噛み、
よく食べる。
その積み重ねが脳と身体の健康を支えているのです。
私はこれからの歯科医療は、「歯を治す医療」から「人生を支える医療」へ進化していくと考えています。
そしてその中心には、呼吸、睡眠、咀嚼といった口腔機能があると信じています。
もしかすると数十年後には、
「歯を守ることは脳を守ること」
そんな考え方が当たり前になっているかもしれません。
オリーブ歯科こども歯科クリニックでは、歯だけではなく、その先にある人生の健康を見据えた医療を大切にしています。
全ては患者様のよりよい人生のために。
私たちはこれからも、お口の健康を通じて、お子さんからご高齢の方まで、皆さまの豊かな人生を支えていきたいと考えています。


