広告はどうしてターゲットを絞らなければいけないのか。

松尾益秀

松尾益秀

テーマ:中小零細企業のマーケティング

広告はどうしてターゲットを絞らなければいけないのか。

「どうしてターゲットは絞らなきゃいけないんですか?
対象の人数が減ってしまうので間口は広くしたいんですけど。」

こんな疑問があります。

気持ちはわかります。
「すべての人」に売りたいですよね。
でも、この「すべての人」に向けたメッセージは「曖昧」になってしまいます。

例えば健康飲料の場合
「すべての人」に向けると
「素早く水分補給ができ、今すぐ水分が必要な人にオススメです」
なんだか「曖昧」ですね。

ターゲットを少し絞ってみます。
「若さを保つには水分が不可欠。この天然水はアンチエイジングに役立ちます。」

少しターゲットを絞っただけで
より「具体的」で「わかりやすく」なりました。

いつまでも若く美しくいたい女性が
「これは自分に向けられたメッセージだ」と
気がついてくれますね。
これが一番重要なことなんです。

ターゲットを絞ったメッセージは
気づいてもらうための第一歩なんです。

例えばあるリフォーム会社の例です。
チラシの平均的な反応は1万枚配布して3件程度。
これは決してそんなにいい数字ではありません。

チラシのキャッチコピーを少し変更しました。
「60代70代のご夫婦の方、手塗り外壁塗装でお家を若返らせましょう。」

反応率は倍になりました。
これは、60代70代の夫婦にターゲットを絞って、
さらにリフォーム全般ではなく外壁塗装に絞ったわけです。
外壁を塗り替えたい60代70代の夫婦に気づいてもらったということです。

チラシの内容もターゲットを絞ったものにすれば
さらに反応アップが期待できます。

ターゲットを絞るとメッセージが
「具体的」で「わかりやすく」なる。
ターゲットを絞ると気がついてもらいやすくなる。
つまり売りやすくなるということです。

まずはターゲットを絞って広告をつくりましょう。

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松尾益秀
専門家

松尾益秀(グラフィックデザイナー)

T.M.P.

グラフィックデザイナーとして20年以上のキャリアを有し「弱者の戦略」を武器に中小企業に特化した販促活動や集客サポートを行う。経営者の魅力を引き出すことに注力し、シンプルでダイナミックなデザインが得意。

松尾益秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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