銀行面談は“信頼づくり”の第一歩――融資を通す経営者がやっていること

居谷謙祐

居谷謙祐

テーマ:銀行取引の仕方

銀行との面談は、単なる「融資の審査」ではありません。
実は、経営者としての信頼度を測る“プレゼンの場”でもあります。

面談で銀行が見ているのは、決算書の数字だけではなく、
「この経営者は何を考え、どんな経営をしているのか」という“中身”です。
つまり、準備不足や曖昧な回答はそれだけでマイナス評価につながります。

よく聞かれる質問は大きく4つ。
「どんな事業か」「資金の使い道」「返済計画」「他の借入状況」。
これらは、すべて“理解度”と“整備力”を試す質問です。
「誰に・何を・どう売るか」を数字で語り、使い道は金額と効果をセットで説明できれば、それだけで印象が大きく変わります。

また、銀行員は意外と“人となり”をよく見ています。
服装や話し方、資料の整い方、質問への対応スピード――どれも「この人にお金を貸して大丈夫か」を判断する材料です。
清潔感のある態度と、整理された説明ができる人ほど、信頼を得やすい傾向があります。

結局、銀行が安心して融資できるのは「整理されている経営者」です。
書類、数字、説明が整っていれば、それだけで“貸しやすい会社”に見える。
面談の目的は「借りること」ではなく、「信頼を積み上げること」だと考えて臨むことが大切です。

当社では、御社の財務担当者として銀行との面談準備・資料作成・融資交渉同席などを行なっています。
「面談が不安」「どう話せばいいか分からない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。


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居谷謙祐
専門家

居谷謙祐(資金調達・財務コンサルタント)

株式会社ライフクリエイト

専門用語を使わず、社長と同じ目線で「数字」と向き合うのがモットーです。 資金調達、決算書を解析した強みの発掘と弱みの補填など、数字の裏にある可能性を引き出します。

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