セミナー講師を務めさせていただきました。
中小企業にとって、大きな受注は成長のチャンスです。
しかし、「未入金」や「支払い遅延」が起これば、一気に資金繰りが詰まり、事業そのものが揺らぐリスクがあります。
実際に「入金が遅れ、仕入れや外注への支払いができない」という相談が立て続けに寄せられています。
こうした事態を防ぐには、入金タイミングの確実性を前提に資金調達手段を準備しておくことが重要です。
たとえば…
銀行からの短期資金調達:契約書や発注書をもとに融資申請。ただし審査に時間がかかるケースも。
ファクタリングの活用:数日で現金化できるが、手数料がやや高め。ただし緊急時には有効。
また、建設業などで多い「契約書を交わさない取引」は金融機関にとっては不透明。契約書を整備することが融資面でもリスク回避にも役立ちます。
さらに、新規取引先との契約では、帝国データバンクや東京商工リサーチの信用調査を活用するのも賢明な判断です。数万円の調査費で100万円単位の損失を防げるかもしれません。
経営者にとって「売上」は魅力的に映りますが、入金が伴わなければ意味がありません。
“利益が残る受注か?”という視点を持つことが、会社を守る判断になります。
【元請会社から受注する際のリスク管理】
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