価格を下げるほど予約が減るのはなぜか

小笠原敦美

小笠原敦美

テーマ:経営

美容鍼を始めてしばらくすると、多くの先生が一度は同じ判断をします。
「まずは来院してもらわないと始まらない」
そして、価格を下げます。

・初回割引
・期間限定キャンペーン
・周辺相場に合わせた値下げ

すると、確かに一時的に新規は増えます。
ところがその後、こんな状況が起こります。

予約が埋まらない。
リピートが続かない。
思ったほど売上が残らない。

ここで「もっと技術を上げなければ」と考えてしまいますが、
実はこの時点で起きている問題は施術内容ではありません。

値下げは集客の問題ではなく、“信頼の問題”を生みます。

美容鍼は、患者様にとって必要不可欠な医療ではありません。
だからこそ、来院の判断基準は「効果」はもちろんですが、継続して変化はあるのか?
「この人に任せて大丈夫かどうか」です。

価格は、その判断材料の一つになります。

安くすると来やすくなる、と思われがちですが、
実際には“来やすくなる層”が変わります。

値下げ後に来院される患者様の特徴として

・比較検討が多い
・継続前提ではない
・効果の評価が厳しい
・価格に敏感

という傾向が強くなります。

つまり、価格を下げることで 「通う人」ではなく 「試す人」 が増えていきます。


さらにもう一つの変化が起きます。

施術の価値が、説明する前に決まってしまうことです。

患者様は施術を受ける前に、無意識にこう判断しています。
「この価格なら、この程度だろう」

この状態で来院されると、どれほど丁寧に施術しても
“予想を超える体験”にはなりにくくなります。
結果として、満足はしても継続にはつながりません。

反対に、価格が適切に設定されている場合、
患者様は施術前から「改善への期待」を持って来院されます。
そして期待がある状態では、説明や提案が受け入れられやすくなります。

ここで重要なのは
高価格にすることではありません。

価格は技術料ではなく、信頼の設計です。

美容鍼が安定している院では、
価格を下げることで来院数を増やそうとはしません。
その代わり、来院された方が「続ける理由」を理解できるようにしています。

私自身も、以前は価格を調整して来院数を増やそうと考えていた時期がありました。
しかし結果は安定せず、むしろ継続率が下がり事になります。

改善したのは、値段を変えた時ではなく
「なぜ通う必要があるのか」を初回で明確に伝えるようにしてからです。


問診風景で


もし現在、
・新規は来るが売上が安定しない
・キャンペーン後に予約が減る
・価格設定に迷っている
と感じている場合、問題は金額そのものではないかもしれません。

近年、この点について同業の先生からご相談をいただく機会が増えています。
院で実際に行っている考え方や設計については、個別にお伝えしています。

必要な先生は、プロフィールの問い合わせ、
または LINEよりお名前をお送りください。

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小笠原敦美
専門家

小笠原敦美(鍼灸師)

セントラル鍼灸院Re:laxy

安定した集客が見込める育毛鍼、美容鍼のセミナーを通じて、育児と両立できる独立開業や実費施術への移行をサポート。一人一人のスキルや状況に合わせたカリキュラムで無駄なく丁寧に指導します。

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