高齢者 独居 施設入所
中学受験の実態をリアルに描いた漫画「二月の勝者・7巻」が発売されました。ワイドショーにも以前取り上げられ、人気沸騰中の漫画です。TVドラマ化まで決定したようです。
中学受験を目指す親と子供のあるある物語なのですが、実は、私の長男がリアルタイムに中学受験を終えた所なんです。四戦して三勝一敗。結果的に、本人の第一希望の東海中学校(愛知県)に進学することになり、親としてはホッと胸を撫で下ろしているところです。日々の叱咤激励に始まり、膨大な宿題、夏休みは朝から晩まで塾に行き、親もお弁当の準備や小学校の迎え、塾でのトラブル、模試結果に一喜一憂、正月は過去問を本番の時間通りに解き、試験本番二日前に発熱・嘔吐、等々、思い起こせば、戦争のような毎日でした。「合格」の結果を見た時は、自分が受験した訳でもないのに泣けてきました。本人は本当によく頑張ったと思います。本人には言いづらいですが、父として息子をリスペクトしています。
残念なのは、あれほど東海中学の横鞄を羨望の眼差しで眺めていた私の母親が、孫がその学校に通うことになったにも関わらず、一報を聞いてもそれほど喜ばなかった事です。認知症のため、孫の成長と現実を理解できず、さらに自分の記憶とうまくリンクできていないのかな?とは思いますが、少し切ない気持ちになりました。
中学校のスタートラインに立ったところで、ここがゴールではありません。しかし、親の心情としては、とりあえず「ゴール」ですよね・・・