STEP0 問題解決手法とは?【事例】パン屋のケースから学ぶ「見せかけの解決」とAIの役割
「問題が大きすぎて、解決策を考えても動き出せない」
「結局、誰も手をつけられずに時間だけが過ぎていく」
これは、問題を“そのままの大きさ”で捉えてしまうことが原因です。
問題解決の精度を高めるためには、プロセスごとに分解して“小さく扱える単位”にすることが重要です。
プロセス分解とは?
プロセス分解とは、業務や活動を一連の流れとして捉え、段階ごとに区切って分析する方法です。
「全体の問題」を「部分の問題」に落とし込むことで、解決の対象を明確にできます。
例:商品が顧客に届くまでのプロセス
- 受注
- 在庫確認
- ピッキング
- 梱包
- 出荷
- 配送
この流れに沿って「どこで不具合が起きているか」を追えば、問題の範囲がぐっと小さくなるのです。
ケース:物流業でのクレーム削減
ある物流企業で「顧客への配送が遅れる」というクレームが増えていました。
従来は「全体的に効率が悪い」として議論が広がるばかりでしたが、プロセス分解を行うと、
- 受注処理 → 正常
- 在庫確認 → 一部で時間がかかる
- ピッキング → 問題なし
- 梱包 → 問題なし
- 出荷 → 一部遅延
- 配送 → 正常
という整理ができました。
結果として、「在庫確認プロセスのシステム遅延」が遅配の主要因であることが特定され、改善の焦点が絞れました。
大きな問題をプロセスで分解することで、“どこに手を打つか”が明確になった典型例です。
プロセス分解の落とし穴
- 分解が粗すぎる → 問題の特定が曖昧になる
- 分解が細かすぎる → 全体像が見えなくなり、本質を見失う
- プロセス同士のつながりを無視する → 部分最適に陥りやすい
分解はあくまで「全体を俯瞰しつつ、焦点を絞るための手段」であることを忘れてはいけません。
実践の第一歩:プロセス分解の進め方
- 業務の流れを時系列で洗い出す
- 各プロセスを「問題あり/なし」で振り分ける
- 問題が集中している部分に焦点を当てる
これにより、曖昧だった問題が「手を打つべきプロセス」にまで具体化されます。
まとめ:問題を“小さくして扱う”
- プロセス分解は、問題を段階ごとに区切って整理する技法
- 問題を小さくすることで、解決策が実行可能なレベルに落とし込める
- 部分最適に陥らず、全体の流れを意識することが成功の鍵

AI時代の問題解決メソッド(16/50)
次回予告
STEP2 問題をブレイクダウンする【ロジック】WHEREツリーで「発生源の特定」を体系化する
問題が「どこで起きているのか」を見える化することで、真因に迫る手がかりを探ります。
「現場を見ているのに問題がぼやける」と感じる方は、ぜひご相談ください。



