【コラム】AI時代のリーダーシップ―問いを立てる力が勝負
「問題が大きすぎて、どこから手をつけていいかわからない」
「原因を探そうとするが、話が広がりすぎて収拾がつかない」
こうした状況で役立つのが4W分析です。
問題を「どこで(Where)」「いつ(When)」「誰が(Who)」「何に(What)」の4つの切り口で分解して整理することで、解決への道筋が見えてきます。
4W分析の基礎
4W分析は、問題を構造化するシンプルな枠組みです。
- Where(どこで起きているか)
例:特定の店舗か、全体か?
- When(いつ起きているか)
例:特定の時間帯か、季節か?
- Who(誰が関わっているか)
例:特定の作業者か、顧客層か?
- What(何に関することか)
例:商品、サービス、工程、設備のどれか?
この切り口で整理すれば、漠然とした問題を小さなパーツに分けて考えることができます。
ケース:サービス業でのクレーム分析
あるサービス業で「顧客クレームが増えている」という課題がありました。
そこで4Wで分解すると、
- Where:特定店舗で集中
- When:週末のピークタイム
- Who:新人スタッフの対応に偏り
- What:会計処理の不備
という整理になり、問題の範囲と性質が明確になりました。
ここから「新人教育の強化」と「ピークタイムのシフト再編」が具体策として導き出されたのです。
4W分析の落とし穴
便利な4W分析ですが、注意すべき落とし穴もあります。
1.切り口を機械的に当てはめすぎる
→ 問題によっては4Wが当てはまらない場合もある
2.表層的な事実で止まる
→ 「新人が原因」と決めつけ、真因の探求を怠るリスク
3.分解の粒度がバラバラになる
→ 一部は詳細、一部は抽象的、では比較検討できない
4Wはあくまで「入口」であり、真因を探るためのツールにすぎません。
実践の第一歩:4Wを正しく使うために
- 問題を分解した後は「どこに集中しているか」を見極める
- 4Wの情報をそのまま原因と結びつけない
- 分解の粒度を揃えて整理する
この3点を意識すれば、4W分析は強力な武器になります。
まとめ:4Wで問題を“ほぐす”
- 4W分析は問題を分解するシンプルで有効な枠組み
- 問題の範囲を明確にし、議論を整理することができる
- ただし表層にとどまらず、次のステップにつなげることが重要

AI時代の問題解決メソッド(15/50)
次回予告
STEP2 問題をブレイクダウンする【基本②】プロセス分解で問題を小さくする技法
データをどう扱い、どのように現場の実態を正しく表現するのかを具体的に解説します。
「現状を定量的に示すのが苦手」という方は、ぜひご相談ください。



