AI時代の問題解決とは?ー人間の直感×AIの論理で未来を拓く
「課題に取り組んだのに、結局成果につながらなかった」
「対策を実行したものの、現場の手間ばかり増えて逆効果になった」
研修の現場でよく出てくる悩みです。
その原因の多くは、問題を“真の目的”から逆算して定義できていないことにあります。
問題解決の第一歩は「目的の明確化」
トヨタ流8ステップの最初にあるのは「問題を明確にする」こと。
ここで重要なのは、現象をそのまま問題とするのではなく、何のために解決するのか=真の目的をしっかり定めることです。
たとえば、
- 「納期遅れを減らす」 → 真の目的は「顧客満足を高める」
- 「コストを削減する」 → 真の目的は「利益体質を強化し、次の投資を可能にする」
目的を見誤れば、どんなに努力しても成果は出ません。
ケース:目的を見誤った改善活動
ある製造現場では「不良率を下げる」というテーマで改善活動を進めました。
チームは必死に検査工程を強化し、不良を見逃さない体制をつくりました。
しかし、その結果は“逆効果”でした。
本来の目的は「不良をつくらない仕組みを構築する」こと。
検査を強化しても、不良品は減らず廃棄コストばかりが膨らんでしまったのです。
真の目的を定めないまま走り出すと、改善が空回りする典型例です。
実践の第一歩:「目的」を問い直す習慣
- 問題を定義するときに「そもそも何のために?」を最低3回問い直す
- 対策を考える前に「それは真の目的に合致しているか?」を確認する
- 会議の冒頭で「今回のゴールは何か」を必ず全員で共有する
この習慣を持つだけで、議論の方向性が大きく変わります。
まとめ:「真の目的」を起点に考える
- 問題を明確にするとは「真の目的」を定めること
- 目的を見誤ると、解決策は逆効果になる
- 日常の会議や改善活動でも、常に“何のためか”を問い直すことが大切

AI時代の問題解決メソッド(9/50)
次回予告
STEP1 問題を明確にする【基本②】「あるべき姿」と「現状把握」の進め方
チーム全員で「問題の輪郭」を共有し、共通認識を持つための方法を具体的に解説します。
「問題定義でいつも議論がかみ合わない」と感じている方は、ぜひご相談ください。



